報道によると、浅野は原辰徳監督が見守る中でフリー打撃を行っている途中、左手中指のマメがつぶれたとのこと。その影響もあってか33スイングで柵越え1本にとどまったといい、練習後に応じた取材では「マメがつぶれてしっかりとしたスイングができなかったので、そこは悔いがあります」と肩を落としたという。
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浅野はキャンプ地・宮崎に入った1月31日に「結果が出せれば一軍にもいけると思うので、そこらへんはケガをしないようにやりたい」と意気込みを語ったことが伝えられていた。万全な状態で一軍昇格をめざすと息巻いてキャンプインした分、今回のアクシデントに少し気落ちした部分もあったようだ。
浅野のアクシデントを受け、ネット上には今後を心配する声が寄せられたが、その一方で「マメができてたってことは、オフにそれなりにバット振ったんだろう」、「1本だけとはいえ、手痛めた状態で柵越えは十分評価できる」、「フリーの後も普通に練習してるようだし大した問題じゃないわ」といった意見も少なからず見られた。
「浅野は食べ過ぎにより昨夏時点で85キロだった体重が90キロに増えていることが1月初旬に伝えられましたが、同月13〜28日にかけ行われた球団の新人合同自主トレは特に故障などはせずに完走。この間には体重は90キロのまま、体脂肪率は22%から19%まで落としたといいます。このこともあり、ファンの中には今回のアクシデントはオフに相応の打撃練習を積んできたことの表れで、それほど問題視する必要はないという前向きな見方も散見されます。マメがつぶれるのは野球選手にとっては職業病ともいえる負傷で、投手の場合は緊急降板につながったりするケースもありますが、野手は処置を行った上で練習・試合出場を継続することがほとんどです」(野球ライター)
マメを潰したフリー打撃後はロングティーを行って初日の練習を終え、翌2日も早朝練習からバットを振り込んでいるという浅野。アクシデントにめげずにアピールを続けることができるのか今後も要注目だ。
文 / 柴田雅人