報道によると、終了後に取材に応じた山口オーナーは「今年は優勝を必達目標としてめざす年」と3年ぶりのセ・リーグ優勝奪回は絶対と断言。その上で、今オフの戦力整備について「だいたいもくろみ通りだと思うんですよね、ここまでは」、「あとはそれぞれに獲得した選手たちが活躍してくれるかどうか、ということじゃないですかね」と手ごたえをにじませたという。
今オフの巨人は昨秋ドラフトで1位指名を公言していた高松商高・浅野翔吾をはじめ14名(支配下5名、育成9名)を指名。加えて、ここまでは新助っ人を含め6名の選手を外部補強している。山口オーナーはこうした新戦力が昨季リーグ4位(68勝72敗3分)に沈んだチームを上位に押し上げてくれると期待しているようだ。
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ただ、ファンの間からは「見通し分からん選手ばっか獲っておいて何がもくろみ通りだ」、「主力級の選手は1人も加入してないのにどの口が言ってるんだ」、「即戦力として計算できる選手は誰もいないのに本気で言ってるのか?」、「原監督に今オフはお金使うよって言ってたんじゃなかったのか」といった呆れ声が寄せられている。
チームを率いる原辰徳監督は、元プロ野球選手・岡崎郁氏(元巨人)が昨年10月27日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に登場した際に「今年は少し戦力補強という点で、少々貯金もあるようなので使ってくれるということです」と発言。昨オフはドラフト・新助っ人以外の補強がゼロだったということもあり、ファンの間では大型補強を期待する声が少なからず上がっていた。
ところが、今オフの巨人はここまでドラフト・新助っ人以外の補強はわずか3名で、その3名も長野久義(前広島)、松田宣浩(前ソフトバンク)、オコエ瑠偉(前楽天)と近年は今ひとつの中堅・ベテラン。今後トレードなどで主力級の選手が加入する可能性もあるにはあるが、現時点では補強内容に納得できていないファンが大多数のようだ。
5日の報道では「去年のようなことはないと思っています」と2年連続Bクラスはないという見方も示したことも伝えられている山口オーナーだが、予想通りに巨人が上位を争うことは果たしてあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
岡崎郁氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@asuaka