第3話は闇医者チームは、とある連続殺人事件を追いかけていた。警察の捜査が近づく中、エース(妻夫木聡)は仲間の反対を押し切って事件の被害者たちを救い続ける。実は犯人の安達(杉本哲太)もまたエースの患者。彼が連続殺人犯になった隠された理由とは――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
実は10年前、娘が性的暴行を受けた上、生き埋めにされた過去を持つ安達。犯人が出所したことを受け、安達は無反省の犯人の男たちをナイフで刺して回るという復讐を行っていた。一方、エースは「安達を殺人犯にしたくない」と安達が刺した男たちをすぐに縫合して救助。最終的に安達は患っていた末期の原発性脊髄腫瘍の手術を受け、自首するというストーリーが描かれたが――。
しかし、ネット上では本作のある演出が物議を醸しているという。
「問題となっているのは、エースたち闇医者チームを追う、警視庁特務捜査課の描写。安達の娘の事件を知った刑事が『許せない!』と憤って、机の引き出しから出したボールで棚に向かってヘディングしたり、勢いよく部屋から出ようとして、なぜかドアが外れたり、女性刑事が唐突に『ああ!』と何度も転んだり、演出を務める堤幸彦氏らしいコメディシーンがたびたびありました」(ドラマライター)
だが、ネット上からは「萎える」「面白くないし話の流れ断ち切られる」「寒すぎる」「完全にから回ってる」「すべってるし不快なだけ」というブーイングが集まっている。
「堤幸彦作品と言えば、こういったシュールな笑いどころがあるのが特徴ですが、今回はストーリーがよりシリアスだったこともあり、単純にドラマに合わず。その上、単純に面白くなかったのが批判の原因でした。この他にも本作では、大病院で医者がダベるシーンや謎の占い師が出たりしますが、こちらも不評の原因になっています」(同)
ドラマシリーズ『TRICK』(テレビ朝日系)や『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』(TBS系)では好評を博したこの演出手法だが、本作には合わないようだ。