草なぎ剛主演の『戦争』ドラマシリーズの第3弾となる本作。
第1話は、衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)の第一秘書を務める鷲津亨(草なぎ)は、犬飼の内閣府特命担当大臣就任後初の政治資金パーティーの最中、自身の息子・泰生(白鳥晴都)が怪我をして意識不明との連絡を受け――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第1話では、主人公・亨の復讐劇のきっかけと最初の“罠”がテンポよく描かれ、視聴者から好評を集めている。
怪我をした息子・泰生は意識不明の重体に。「何者かによって歩道橋から突き落とされた」という証言がある一方、病院を訪ねてきた犬飼は、亨に泰生の怪我は「事故だ」と告げ、何者かから事件をもみ消すよう頼まれたことを示唆する。
抵抗しようとする亨に対し、犬飼はでっち上げた横領の罪を被せようとしてきたため、亨は渋々了承。その後も犬飼の秘書として尽くすことを決める――と思いきや、実は亨はこの時点で犬飼への復讐を決意するという展開となった。
その後は、まず自身の協力者となった犬飼の私設秘書・蛍原梨恵(小野花梨)を使い、犬飼の懐刀である政策秘書・虻川勝次(田口浩正)のパワハラを週刊誌にリーク。虻川を陥れるとともに犬飼の評判を下げることに成功。
この騒動について犬飼が謝罪会見を開くことになったが、亨が書き、虻川が手渡した原稿を確認もなく読み始めた犬飼は「被害者気取りの女が、勝手に喚き散らし……」と発言。さらに株を落としてしまうというラストとなった。
この日の放送に、ネット上からは「スッキリした!」「めっちゃテンポいい!」「スカッとしたわ」という称賛が集まっていたが――。
「一方でネット上からは寄せられていたのは、『亨の仕業ってすぐバレない?』『犬飼が原稿書くよう頼んだの亨じゃん』『なんでこんなにすぐバレそうなことするの?』という困惑の声。原稿を手渡したのは虻川でも、謝罪会見の原稿を書くように犬飼が依頼したのは亨。そのため、この復讐がすぐにバレてしまうのではないかと視聴者は戸惑っていたようです。また、そもそも犬飼は亨に直接圧力を掛けずとも、警察に圧力を掛けて捜査をストップさせれば十分。復讐される動機をわざわざ作った犬飼にも疑問の声が集まっていました」(ドラマライター)
果たして次週、亨は犬飼からの怒りをどうかわすのだろうか――。