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DeNA・京田「143試合レギュラーで出る」 元新人王加入で激化するショート争い

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京田陽太

 昨年の最下位から一転、2位に躍進したベイスターズ。98年から遠ざかっているペナントレース制覇のため、このオフはドラゴンズから京田陽太内野手をトレードで獲得した。

 今シーズンのベイスターズのショートはベテランの大和を中心に、堅守の柴田竜拓、若手ホープの森敬斗が脇を固める体制で戦ってきた。

 3者には一長一短があり、なかなか固定できない側面があった。大和は打率.247ながら、得点圏にランナーを置くと.290に跳ね上がる勝負強さと、全盛期まではいかないものの、まだまだ華麗なグラブさばきは健在。しかし35歳を迎え、バリバリのスタメンとはいかないだろう。

 柴田の機敏な守備は見る者をうならせるが、毎年課題の打撃がネック。2020年の打率.266から21年.234、今シーズンは.195と右肩下がりとなっている点は気がかりだ。

 森のポテンシャルは誰もが認めるところだが、3年目の今シーズンはキャンプ終盤のけがも響き、61試合出場にとどまった。ホームラン2本、打率.234と一定の存在感を示すことには成功したが、攻守ともに粗削り感は否めず確実性を高めることが課題となっている。

 ここに割って入ってくるのが京田となる。2017年のルーキーイヤーは新人王を獲得し、ドラゴンズのショートのレギュラーとして君臨。守備は折り紙付きで、キャプテンシーもあるが、今シーズンは立浪和義監督から「戦う顔をしていない」と横浜から名古屋に強制送還を命じられるなど不本意な一年となった。課題と言われているバッティングも、今シーズンを除けば.250程度の数字を残しており、前出の3選手と同様かそれ以上は打てる可能性は高い。

 入団会見で「個人の目標は一年間ショートで143試合レギュラーで出ること」と言い切った京田が一気にスタメンを奪取するのか。それとも4年目の森が覚醒するのか。崖っぷちとなる柴田も黙っているはずはなく、大和も簡単にその座を譲る気はないだろう。ダークホースの大学日本代表のルーキー・林琢真を含む遊撃手戦争は、優勝を狙うベイスターズのキーポイントとなる。

取材・文・写真/  萩原孝弘

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