中でも、人々を暗い気分にさせたのが、教育者による子どもへの虐待だ。静岡県牧之原市の認定子ども園で3歳女児が送迎バスに置き去りにされ死亡する事件や、同県裾野市の認可保育園で発生した保育士3人による園児への暴行・虐待。子どもを預かる仕事をする者の信用が脅かされたのだ。
>>40歳男性講師「女子はダメだけど男子ならOK」男子生徒42人にわいせつ行為で懲戒免職<<
そんな教育者による事件は、小中学校でも頻繁に発生している。3月には、神奈川県横浜市の市立小学校の46歳男性教諭が児童4人に対し、プリントを配布しない、給食を少量しか盛り付けない、うち3人にはテストや授業を受けさせないという嫌がらせとも思える行動で、懲戒免職処分となった。
また、9月には滋賀県野洲市の市立小学校で、50代男性教諭が男子児童に対し「本当に言葉知らんな」「スルーしよう」などと受け持っていた児童に言葉をかけ、イジメを誘発させたほか、保護者に対し「発達検査を受けるべきだ」などと不適切な言動をしていたことも発覚。当該教諭は担任を外されている。
さらに暴力事件も発生。10月には、兵庫県姫路市の私立高校の41歳男性教諭が顧問を務めていたソフトボール部で、ユニフォームを忘れた女子部員に激怒し、顎が外れるほど顔を殴り、全治1か月の怪我を負わせたとして懲戒解雇処分を受けた。
この他にも、数多くのわいせつや窃盗、飲酒運転など毎日のように発生。教師の信用は地に落ちているとの声もある。教師1人1人が、自分の職に責任と誇りを持ち、襟を正す必要がある。