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「電通」発言で番組追われた玉川徹氏、他局から批判も 復帰後の視聴者の反応は

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 2022年9月28日の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、安倍晋三元首相の国葬で弔辞を述べた菅義偉前首相に「電通が入っている」と発言し、レギュラーコメンテーターの立場を事実上追われた玉川徹氏。

 刺激的な発言を繰り返していた玉川氏は2022年に入っても“舌好調”で、6月の節電要請時には「放送をやめればいいじゃないかというやつがいるんですよ。うるせえよ」と啖呵を切ったほか、8月には高市早苗経済安全保障担当大臣に「保守って言うより右翼に近い」など、発言がかなり攻撃的になっていた。

 ​>>玉川徹氏に「適当な事しゃべるな!」批判殺到 大谷翔平選手に無責任発案、野球ファンが不快感<<​​​

 9月の「電通」発言後、翌日に「そのような事実はなかった」と自らの口で謝罪する。これで幕引きかと思われたが、テレビとは切っても切れない関係にある電通に言及したことはテレビ朝日局内で問題となったようで、10月4日に篠塚浩社長が出勤停止10日間の謹慎処分とする旨を発表。そして10月19日に本社内の報道フロアから番組に出演し、「慢心とおごりがあった」などと話し、事実上の降板を発表した。

 テレビ朝日の朝の顔として時代を作った玉川氏の降板は、他局のコメンテーター陣からもさまざまな声が上がった。

 2019年9月から2021年3月まで裏番組の『グッとラック!』(TBS系)でメインMCを務めていた立川志らくは、『ワイドナショー』(フジテレビ系)にゲスト出演すると「結局、玉川さんはテレビ朝日の社員」と指摘した上で、「あのお詫びだって、玉川さんが今まで批判してきた人と同じような謝罪の仕方」と切り捨て、これまでの発言にも「いい加減な発言を(視聴者が)面白がって観ていた」と批判的なコメントをしていた。
 
 一方、複数の番組でコメンテーターを務め、玉川氏に勝るとも劣らない刺激的な発言を繰り返す元大阪府知事の橋下徹氏は自身のTwitterで、「間違いを認め訂正・謝罪し処分を受けたのであれば降板までする必要はない。言論が活性化するのは、様々な対立する意見があってこそ」と擁護した。

 コメンテーター経験者内でも意見が分かれた玉川氏の降板だが、長年番組で共演し、玉川氏の発言に反論することもあった司会の羽鳥慎一アナウンサーは「基本に立ち返るというのは、玉川さんの思いであり、テレビ朝日の考えであり、私も同じ思いです」と玉川氏に慢心とおごりがあったことを支持する発言をしている。

 一方で、「玉川さん独自の目線で取材・分析をして、そして番組で報告するという形を取らせていただきます」ともコメント。結局、玉川氏は「コメンテーター」という立場で、「取材したものを発表する」というスタイルで番組に不定期出演することになった。

 『モーニングショー』に出演し続ける玉川氏には、「完全に出演を辞めるべきだ」という批判もある一方で、「以前のように出演してほしい」「冷却期間をおいて復帰するのでは」という声も。2023年の玉川氏は、一体どうなるのだろうか。

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