三笘薫選手がゴールライン際から蹴ったボールを田中碧選手が押し込み、日本の勝ち越し点となったこのゴール。しかし、三笘選手がボールを蹴った際、ボールがラインの外に出ていたのではないかと、一時ゴール判定はお預けに。主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を確認した結果、ラインを越えていないと判定され、得点が認められた。
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一方、この判定は世界中で論争が巻き起こり、FIFAが証拠映像を公開する事態に。ボールがライン上に残っていたのはわずか1ミリほどで、このアシストは「奇跡の1ミリ」「三苫の1ミリ」などと呼ばれ、称賛されている。
この話題について、スタジオで話を振られた橋下氏は「ライン上の話って、絶対に人間の目ではラインを上から見ることって絶対にできないわけでしょ。レフェリーは斜めから見るわけだから、たぶん人間の目だったら、絶対にあれはアウト」と断言。一方、「だけど機械の力でそれをインとするっていうのは……。人間の判定より機械を重視する、僕はそれで論争がなくなるんだったらいいと思う」と明かした。
さらに、橋下氏は「ラグビーはね、レフェリー絶対主義ということがあって、僕もそれでやってきたから」と言い、1905年のオールブラックスとウエールズの試合で、トライが認められなかったものの、当該選手が「あれはトライだった」と最後まで言いながら亡くなったことがあったと指摘。「そういう伝説を、僕らはそういうのを聞いてラグビーやってきたから」と話していた。
しかし、これに同じくスタジオ出演していた社会学者の古市憲寿氏は「でも、不公平がないようにルールがあるわけですよね。あらゆる試合で『こういうルールでやりましょう』ってやってるわけで」とバッサリ。「それを機械がちゃんと確かめてくれるなら、それでいいんじゃないですかね?」と指摘していた。
この橋下氏の発言に、ネット上からも「ラクビーとサッカーは違うだろ」「レフェリー絶対主義と機械判定は矛盾しないでしょ」「サッカー興味ない古市がド正論」「誤審してこそのレフェリーだって言いたいの?」「絶対である審判がVAR見て確かめてるんだから問題ないでしょ」という呆れ声が集まっていた。