セミファイナルでは、プリンセスタッグ選手権試合、チャンピオンチームの“令和のAA砲”赤井沙希&荒井優希に、愛野ユキ&原宿ぽむが挑戦。当初、同王座には愛野&らくが挑む予定だったが、らくの欠場により、急きょぽむが抜てきを受けた。そのぽむは、同24日の直前会見では感極まって号泣してしまったことにより赤井が困惑していたのが印象的。
試合は赤井がキック、ビッグブーツ、張り手など打撃で押していくと、荒井も愛野にエルボーを叩き込んでいく。愛野がセカンドロープからのショルダータックルを荒井に、エプロンでヴィーナスDDTを赤井に放つと、ぽむはスネ蹴り、低空ドロップキックを放ち徹底抗戦。
愛野のダイビングショルダーとぽむのミサイルキックの合体技を荒井に放つも、荒井はカウント2で返す。立て直した荒井はぽむにビッグブーツ、そして赤井とのダブル新人賞をぶっ放すと、荒井がぽむに必殺のFinallyを決めてカウント3。チャンピオンチームが防衛に成功している。
試合後、王者組がマイクを持ってしゃべっていると場内が暗転し、WWPからのビデオメッセージが流れる。ハイディ・ハウイツァは「今日誰が勝とうが、誰がベルトを持っていようが関係ない。1月にそのベルトをいただきに行く。私たちにとってプリンセスタッグ王座以上にお似合いのベルトはないわ。2人ともピンクがよく似合うもんね。1月4日に会いましょう!」と挑戦をアピール。マックス・ジ・インペイラーは、8月と10月に来日し、東京女子で暴れまくった怪物だが、ハウイツァはその正パートナーだという。これは強敵の登場だ。映像を見た赤井は「イッテンヨン(1月4日、後楽園)での挑戦者が決まったみたいです。でも大丈夫。チャンピオンはこうやって何回も困難を乗り越えてこそ、どんどんベルトの輝きは増していくから。無事に守り切って、皆さんのいいプロレス初めを私たちのベルト姿でスタートさせましょう」と前を向くと、荒井も「私も腹をくくったので。2023年初の試合で、ハッピーに締めくくって、いい年の初めにしたい」と念頭のビッグマッチを見据えていた。
(どら増田)