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DDT赤井沙希がアジャコングの猛攻に耐えて、坂口征夫の隙を突きアイアンマン王座奪取!「最多防衛記録を狙います」

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アジャコングの一斗缶攻撃も耐えた赤井沙希

 DDTプロレスが13日、『D王 GRAND PRIX 2022 in Kyoto』京都・KBSホール大会を開催した。

 メインイベントでは、昼間開催された東京女子プロレスに続いて、地元・京都出身の赤井沙希がダブルヘッダーで出場。赤井は坂口征夫&HARASHIMAと強力トリオを結成し、アジャコング&上野勇希&勝俣瞬馬と対戦。

 試合は、勝俣が幼少期にアジャに抱っこされたことがあり、約25年後のタッグ結成で、アジャ風ペイントを施してリングイン。赤井は場外でアジャに観客の傘で殴られたり、バックドロップ、裏拳を食らうなど、凱旋試合とは思えぬぐらい普段より厳しく、手荒い攻撃を受けた。それでもアジャにエルボー、張り手の連打、ミドルキック、ビッグブーツを叩き込んでいくと、場外の上野と勝俣めがけてダイブ。上野とも激しくやり合う。リングでは、坂口が勝俣を飛びつき三角絞めで極めると、アジャが一斗缶攻撃でカット。さらにアジャは坂口を一斗缶で殴打しようとするも、これが勝俣に誤爆。そこを逃さなかった坂口はハイキックから、神の右膝を叩き込んで3カウント。赤井が凱旋勝利を収めている。

 この結果、勝俣が前日の大阪大会で、竹下恵子さん(竹下幸之介の母)から色仕掛けでアイアンマンのベルトを譲渡されていたため、ベルトは坂口の手に渡った。ところが、坂口がベルトを掲げて勝ち名乗りを受けていると、背後から味方の赤井がスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪取。赤井が地元でタイトル戴冠も成し遂げたのだ。赤井は「どんな時も隙を見せちゃいけないって、教えてくれたのは坂口さんじゃないですか。晴れて京都の凱旋でアイアンマンのチャンピオンになりました!」と大喜び。坂口は唖然とするしかなかった。

 バックステージで赤井は「京都凱旋のメイン。昼は東京女子、夜はDDTを象徴するお2人と組ませていただいて、光栄に思ってます。大切な凱旋で、京都のお客さんにベルトを巻いている姿を見てもらいたかったので。“背中を見せられたら襲え”って学びがありますので、襲わせていただきました。自分はベルト獲ったら背中は絶対見せません。常に危機感を持って最多防衛記録を狙います」と最多防衛記録の樹立が最も厳しいとされるアイアンマン王座の長期政権を宣言。この先の行方が注目される。

◆DDTプロレス◆
『D王 GRAND PRIX 2022 in Kyoto』
2022年11月13日
京都・KBSホール
観衆 285人(超満員)
▼メインイベント 赤井沙希プロデュースマッチ(30分1本勝負)
赤井沙希&○坂口征夫&HARASHIMA(16分18秒 片エビ固め)アジャコング&上野勇希&勝俣瞬馬●
※神の右膝。勝俣がアイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、坂口が第1555代王者となる。
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●坂口征夫(19時59分 横入り式エビ固め)赤井沙希○<挑戦者>
※坂口が防衛に失敗、赤井が第1556代王者となる。

(どら増田)

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