今年は42組中10組が初出演。紅組では日本デビュー前の「LE SSERAFIM」(ル セラフィム)、アニメ『ONE PIECE』のキャラクター「ウタ」が初出場。また活動休養を発表している氷川きよしは特別企画で出演することなどが大きな話題になった。
>>アイドルに楽曲提供、支払いもなく作詞作曲が別人に 歌手が訴え勝訴報告も「謝罪が全くない」<<
一方で当然「落選者」もおり、発表から一晩たった今もファンの「悲しみ」の声がネット上に多く投稿されている。
特に悲しみに暮れているのは、モーニング娘。やアンジュルムなどを擁する「ハロー!プロジェクト」こと「ハロプロ」のファン勢のようだ。
モーニング娘。は1998年から2007年まで10年連続出場を果たしているものの、それからモー娘。としては以来10年以上にわたり紅白出場がないほか、ハロプロ全体としても紅白不出場の期間は長い。
もちろん、ハロプロが既に紅白と縁が薄いことはファンも理解しているようで「諦めムード」が毎年漂っているが、今年はやや事情が違ったようだ。
2022年の紅白歌合戦はテーマが「LOVE & PEACE-みんなでシェア!-」。「みんなで楽しめる歌のお祭り」「平和の尊さ」「あふれた愛」といったメッセージが込められている。
「LOVE & PEACE」はモーニング娘。をはじめ現在はハロプロ全体のテーマとなっているようで、2022年1月に行われたメンバー総出演のコンサート『Hello!Project コンサート』のサブタイトルはズバリ「~LOVE & PEACE~」だった。
ネットでは「枠がない事は分かってたけどテーマがLOVE & PEACEで出場できないのはキツい」「このテーマならハロプロだろ。枠ひとつは用意してくれると思ったのに」「LOVE & PEACEといえばハロプロだろ」「あんなに地球の平和と愛を歌っているアイドルなのに」「いっその事テーマを変えて欲しい」といった声が相次いだ。
もちろん「テーマを変えろ」は少々過激な意見だろう。だがモーニング娘。は「LOVEマシーン」「ザ☆ピ〜ス!」といった「LOVE & PEACE」にまつわる楽曲を多く発表してきた。それだけに、ファンの落胆に追い打ちをかける形となった。