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ソフトB・栗原の起用方針に「無茶なことさせるな」と批判 故障中の配置換えが物議、コンバート先にも不満相次ぐ

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 2015年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、今季までに「312試合・.259・41本・162打点」といった通算成績を残しているプロ8年目・26歳の栗原陵矢。26日に伝えられた来季の起用方針がネット上で物議を醸している。

 報道によると、藤本博史監督ら首脳陣は来月予定される秋季キャンプ(11月3日~18日)に先立ち、これまで外野レギュラーだった栗原の三塁コンバートを決定。栗原にとって三塁は過去に23試合出場経験があるサブポジションだが、来季からは三塁一本での起用になるという。

 今季の栗原は開幕から5戦続けて左翼でスタメン起用され「.353・2本・5打点」と好成績をマークしていたが、3月30日・ロッテ戦中に同僚と交錯し左膝前十字靭帯断裂、左外側半月板損傷の大けがをした。この故障で残りシーズンを全て棒に振ったが、4月中旬に受けた手術からの回復は順調で、10月23日には佐久本昌広リハビリ担当コーチが「8割くらい治っている。走れてますし12月には完全にクリアになる」と状態に太鼓判を押したことも伝えられていた。

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 栗原の三塁転向方針を受け、ネット上には「外野よりは足の負担少ないだろうしいいと思う」などと納得の声が上がったが、中には「故障中の選手に無茶なことさせるなよ」、「そもそも今の三塁に回しても大したメリットないだろ」、「三塁は既に人材豊富なのに栗原まで放り込むとバランスおかしくなるのでは」といった否定的なコメントも見られた。

 今季のソフトバンクは三塁に確固たる存在はいなかったものの、野村勇(66試合)、周東佑京(54試合)、ガルビス(33試合)、川瀬晃(23試合)と頭数自体はそろっている。そもそもレギュラー争いがし烈な状況の中、さらに回復途上の栗原も三塁に投入する必要性は薄いのではと首をかしげたファンも少なからずいるようだ。

 「首脳陣が栗原を三塁に回す理由は様々だと思いますが、栗原は今季まで通算41本塁打と打力は確かなものがあるため、内野の中では守備負担が少ないポジションとされる三塁に回すことで打棒を最大限に活かす狙いはあるのでは。また、栗原は元々捕手だったこともあり肩の強さ、スローイングには定評があること、三塁と同様に守備負担が少ない一塁には中村晃(2年連続ゴールデングラブ賞獲得中)という絶対的な存在がいることも三塁コンバートの要因としては考えられるところです」(野球ライター)

 26日に応じた取材の中では「守備をメインにしっかりやりたい。三塁(の守備)をメインでやりながら、打撃もしっかりと」とコンバートに意欲を見せたという栗原。首脳陣の判断は果たしてどのような結果をもたらすのだろうか。

文 / 柴田雅人

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