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ヤクルト・村上、残り試合は1番で出場? 本塁打記録更新の援護策には問題点も

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 東京ヤクルトがリーグ優勝を決めた。2年連続9度目、サヨナラ勝ちでの胴上げ。そんなドラマティックな優勝シーンが新人選手、丸山和郁のバットから生まれたのは史上初だそうだ。

「泣いてないです。涙はまだ取って(おいて)います」

 共同インタビューで出た高津臣吾監督のセリフだ。「胴上げの際、目が潤んだようにも?」の質問を否定した。この先にあるクライマックスシリーズ、日本シリーズを意識しているわけだが、ヤクルトのペナントレースは残り6試合。気になるのは、主砲・村上宗隆の本塁打記録と、「令和初の三冠王獲得」だ。

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 優勝を決めた9月25日時点で、打率(3割2分2厘)、本塁打(55本)、打点(132)ともにリーグトップ。首位打者争いは2位の中日・大島洋平に5厘差で猛追されているが、本塁打、打点は“安全圏”にある。しかし、ヤクルト以外の野球ファンもNPB日本選手最多の56号、新記録のシーズン61本塁打が見たいと思っている。

 「そこに挑戦できるのは、今僕しかいないので、その挑戦できることに幸せを感じながらじゃないですけど、プレッシャーもありますが」

 村上はインタビューでは前向きに語っていたが、55号が出たのは9月13日。9戦40打席、快音ナシだ。優勝決定後、こんな“援護策”が急浮上してきた。

 「村上の打順を『1番』にしようか、と…」(球界関係者)

 「1番」にすれば、打席数が多く回って来る。残り6試合だから、1番なら5打席が回って来る可能性もある。“30打席”もあれば、なんとかなる。1試合1本のペースで打っていけば、シーズン新記録も達成できる。

 奇しくも、海の向こう、MLBで本塁打記録に挑戦しているヤンキースのアーロン・ジャッジにも“援護策”が見られた。

 ヤクルト優勝決定から約9時間後、ヤンキース対レッドソックス戦のスターティング・メンバーが発表され(試合開始:日本時間26日午前8時08分)、そこには「1番・ジャッジ」と記載されていた。

 「こちらも伝説のベーブ・ルースのシーズン60本塁打を放った後、足踏み状態が続いています。この後、ヤンキースは遠征に出るので、なんとか本拠地で62本のア・リーグ新記録を達成させたいと思ったのでしょう」(米国人ライター)

 今のところ、「1番・村上」は高津監督を始め、コーチスタッフの口からは出ていない。しかし、チーム関係者やプロ野球解説者の間では「優勝が決まった後なら」と囁かれていた。

 「村上は打撃の調子を落としています。1番にしたら、明らかなホームラン狙いにスイングになるので、ヘンな力みが入って、もっと調子を落としてしまうかもしれません。でも、気分転換で打順を変えるのも悪くないかも」

 コーチ経験を持つプロ野球解説者がそう言う。

 村上の復調がなければ、CS、シリーズ制覇も難しくなる。

 56号、そして、61号が見たい。だが、打席数が増えた場合、打率を落とす危険性もある。「三冠王」と「本塁打新記録」、村上は優勝決定後も重圧と戦っていく。(スポーツライター・飯山満)

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