この日は「大御所芸能人SP」。前川のほか、堺正章、梅沢富美男、中尾彬ら芸歴50年以上、70歳オーバーのタレントが大集合。終活や芸能界の逸話で盛り上がった。
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その中で冒頭、今回の出演者の芸歴とデビュー年、その年齢が列挙されていた。前川は芸歴53年、1969年の20歳でデビューしている。これについて、浜田雅功から「前川さん、これで合ってますか?」と確認されると、「合ってます、ハタチです」と回答。最初はそのローテンションに、ネットで「やる気あるのか」と言われていた前川だったが、この後、エンジンがかかり始める。
それは若者との接し方についてのトークだったのだが、堺と前川による、ダウンタウンを全く意識せず2人だけで語り合う空間に、松本人志は「しんどい、しんどい。しんどいわ。若者の接し方も何も、この接し方が分からない」と困惑。
しかも前川は、堺のトークのターンの時、「浜ちゃん。今中尾さん…」と勝手に割り込み、浜田から「いや喋らんでええて!今こっちやから」と止められる有り様。カオスなスタジオに、松本は「どうですか?皆さん、解散しましょうか?戻ってきたい人だけ戻ってくるっていうことで」と冗談半分であろうが、収録中止を求める声も。
前川のマイペースぶりはこの後も収まらず、終活についての話の際、クラシックカーを4台所有しているという堺に、いきなり「捨てない方がいいですよ。捨てない方が良いです」と真顔でアドバイス。急な割り込みに一瞬、浜田も不意を突かれてツッコミができず。スタジオが一瞬止まるが、前川は続けて堺に「そのまんま持っててください」と助言。これに松本も多少イラついたのか、笑いながらも指を差し、「なんの立場なんですか?」とツッコミ。
浜田も「ど、どの立場でモノ言うてるんですか?」と、前川の芸能界の先輩・堺に対する言動に口ごもりながら確認すると、彼は「普通です」と答えになっているのか分からない回答。これには浜田も苦笑いするしかなかった。
ネットでは「前川清ってこんな人なんか」「前川清だけなんか浮いてる」「場違い」「邪魔くさい」という声が。ただ、その空気の読まなさぶりに「今夜のMVPは清」「いちいち面白すぎる」と好反応のユーザーもいた。
ちなみに、松本は中盤の一旦休憩の際、加賀まりこから「松ちゃん、調子出ないね」と同情されると、「ペースが分かんない」とポロリと本音を漏らしていたが、貴重な回だったことは間違いないようだ。