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家賃滞納に激怒した大家の女、賃借人の男性を射殺 正当防衛を主張

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画像はイメージです

 人に家を貸したとしても、家賃を払ってくれなければ追い出したくなるだろう。海外では、そんな借主相手に、とんでもない手段に出た大家さんがいる。

 アメリカ・コネチカット州の住宅で、この住宅に住む男性を射殺したとして、逮捕されていた住宅の所有者で大家の女の保釈が認められたと、海外ニュースサイト『Law and Crime』『Daily Beast』などが9月3日までに報じた。

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 報道によると61歳の女は、州内に家やアパートなど5件ほどを所有しており、賃貸に出していたという。そのうちのひとつの物件を、2020年頃から54歳の男性に貸していたそうだ。しかし男性は家賃を頻繁に滞納したという。

 2021年9月、家賃を期日までに支払わない男性に激怒した女は、男性の住宅に無断で侵入し鍵をかけて閉じこもったそうだ。服などを外に投げ捨てて、男性を追い出そうとした。家に入れず困った男性は警察に通報。警察の再三の呼びかけにも応じなかった女は、不法侵入で逮捕されたという。のちに釈放されて、処分は保留となった模様だ。

 女の不法侵入事件から約4カ月後の2022年1月20日朝、女は男性の住宅を訪れたそうだ。2人は口論に発展し、女は持っていた銃で男性を撃ったという。男性は腹部を撃たれて、のちに死亡が確認された。女は自ら警察に通報し駆け付けた警察には、「口論後、男性が追いかけてきたので、銃で撃った」などと正当防衛を主張。続けて「男は私の家から出ていかず、まだここにいてうんざり」とも話していたという。

 警察は、男性を追い出そうとした女が、応じない男性を射殺したとみて、殺人の容疑で女を逮捕、起訴した。女の代理人弁護士は、正当防衛を主張して保釈請求をしたが、裁判所からは却下されている。しかし最近になって、ようやく保釈が認められ、女性は保釈金を払って釈放されたそうだ。女の裁判は近日中に開かれる予定だという。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「殺すのはダメだろう」「家賃滞納する怪しい人に家を貸す判断をしたのは女。自らの判断ミスが招いた結果なのに」「裁判所に立ち退き命令を取り付けて手順を踏むべき。それでも殺しは手順にないけど」「嫌がらせしても立ち退かず、女は精神的に追い込まれていたと思う」「男性は家賃滞納の常習者では?大家さんが簡単に追い出せないのを知っている 本当に迷惑」といった声が上がった。

 家賃を払わない人を住まわせるほど、寛大な大家さんはそういないが、いくら賃借人を追い出したくても、命まで奪うのは決して許されるものではないだろう。

記事内の引用について
Ex-GOP Election Official and Landlord Finally Makes Bond After Being Accused of Murdering Her Tenant(Law and Crime)より
https://lawandcrime.com/crime/ex-gop-election-official-and-landlord-finally-makes-bond-after-being-accused-of-murdering-her-tenant/
Elections Official Accused of Murdering Her Tenant(Daily Beast)より
https://www.thedailybeast.com/connecticut-elections-official-ellen-wink-accused-of-murdering-her-tenant

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