第107回は、沖縄料理店『ちむどんどん』は、客が全く増えず、暢子(黒島結菜)は焦り、頭を抱える。一方、養豚場では、清恵(佐津川愛美)の過去が暴かれたことから、賢秀(竜星涼)と清恵が大喧嘩。賢秀は養豚場を去ることを決意するが――というストーリーが描かれた。
>>『ちむどんどん』に「ワンパターンすぎ」と呆れ声 6月に描かれたストーリーと同じ展開に?<<
※以下、ネタバレあり。
第107回では、賢秀の清恵へのある発言が物議を醸している。
第106回で、実は離婚歴があったことが明らかになった清恵。父の寛大(中原丈雄)によると、チンピラ風の男・涌井(田邊和也)との結婚生活で清恵は「ひどい目に遭ってた」と言い、寛大が金を渡して離婚させたとのことだった。
しかし、第107回で賢秀は清恵に対し、「俺にウソついて騙してたわけ?」「結婚してたことを俺に隠して……」と怒りを露わに。これに清恵が「一緒でしょ」と賢秀が家族に養豚の仕事をしていることを隠しながら、「グレイトになる」「沖縄の一番星になる」と吹聴していることを指摘すると、賢秀は「出ていけ!」と怒鳴りつけるという展開になった。
とは言え、その場は清恵の実家である養豚場。結局、賢秀が「俺が出ていく!」と宣言し、「全部終わりヤサ!」と清恵に叫んでいた。
この展開に、視聴者からは「付き合ってもないのに騙したって何…?」「騙したって騒ぐほどのことなん?」「お前がやってきたことより1000倍はマシだが」「怒りの意味が分からん」「ついていけない」といった困惑の声が集まっている。
「確かに、賢秀と清恵はこれまで何度かいい雰囲気になりかけたこともありましたが、どちらかが明確に相手に想いを寄せているというわけでもなければ、寛大が二人を結婚させようと画策しているわけでもありません。その状態で、賢秀が『騙してた』と言い出したことに視聴者は困惑。離婚歴を話していなかっただけで、騙すも何もないため、突然の嫉妬から来る賢秀の怒りは視聴者を戸惑わせてしまったようです」(ドラマライター)
暢子と和彦(宮沢氷魚)の恋愛描写もいろいろなところをすっ飛ばしていた本作。兄の恋愛はそれ以上に雑なようだ。