第100回は、暢子(黒島結菜)は矢作(井之脇海)に、自分の店で働いてほしいと望んでいるが、矢作は頑なに拒む。暢子は三郎(片岡鶴太郎)の協力で、姿を消していた矢作を見つけると、かつて働いていたフォンターナに連れていき――というストーリーが描かれた。
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今週のタイトルは『青いパパイアを探しに』。扱いにくい食材である青パパイアと矢作を重ねてストーリーが展開された。第100回のラストでは、暢子の店で働くことになった矢作が、青パパイアを刻みながら目を潤ませるという場面が描かれたが――。
実はネット上では、この青パパイアを巡って疑問の声が集まっているという。
「沖縄の食材である青パパイアですが、実は現在『ちむどんどん』で描かれている時代は、沖縄の多くの野菜や果物に持ち出し規制が掛かっており、本州には自由に持ち帰ることが不可能でした。規制が解除されたのは平成に入ってから。つまり、この時代、沖縄の青パパイアは実質不可能。沖縄以外でも生産はされていますが、沖縄料理店にこだわる暢子が、沖縄産以外のものを仕入れていることにも疑問が生じてしまいます」(ドラマライター)
ネットからは「その青パパイアどこから調達したの?」「こういう時代考察雑すぎ」「当時パパイア持ち出せなくない?」「産地にこだわりないなら余計沖縄料理店じゃなくてもいいと思う」といったさまざまなツッコミが集まっている。
「実は本作、第64回でも食品卸の会社を設立した智(前田公輝)が沖縄の農家を回り、自分の会社で沖縄のサツマイモを取り扱いたいと頼む場面がありましたが、実はサツマイモは、当時も今も県外への持ち出し禁止。智が本当にサツマイモを東京に持ち出したかどうかは定かではありませんが、放送当時、物議を醸した描写でした。そうした“前科”もあり、ネットからは『また法律違反の智が仕入れたんじゃない?』『智が沖縄から持ち込んだのかな…』という指摘も集まっていました」(同)
時代考証も何かと雑な『ちむどんどん』。登場人物は知らず知らずのうちに法を犯してしまっているようだ。