沖縄県知事は現職の玉城デニー氏と、自民党と公明党が推薦する前宜野湾市長のサキマ淳氏、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏が立候補。QAB(琉球朝日放送)と朝日新聞社、沖縄タイムス社が共同で行った情勢調査によると、現在玉城氏がリードしているという。
そんな中、玉城氏は8月30日にツイッターに、自身への激励に対する感謝を述べた動画を公開。しかしその中で、「相手陣営は物量をともに沖縄を潰しにかかってきています」と指摘し、「私を潰してしまえば、あとは政府の言いなりです」と岸田政権に推されているサキマ氏のことであると匂わせた。
さらに、玉城氏は「そういう候補者が今、県内で企業を締め付け、団体に圧力をかけて、期日前投票でも『名簿を出しなさい』という強制行為をしていると耳に入ってきています」と自身が得た情報を披露していた。
この動画に対し、自民党の和田政宗参院議員は5日、ツイッターで「『相手候補は沖縄を潰しにかかっている』と攻撃していますが、『サキマ淳』候補は全くそんなことはない」と反論。「沖縄の未来をどうするか、沖縄の貧困をどう改善するかを議論しませんか?」と呼びかけ、「サキマ淳は、街頭演説でこれらを必死に訴え、皆様からお話を聞いています」と綴った。
しかし、一方のサキマ氏も3日にインスタグラムのストーリーズで、支援者から送られた応援画像をリポストしたが、そこに「#死にたいならデニー#生きたいならサキマ」と綴られていたことが物議に。批判が殺到し、サキマ氏は「不適切だった」として謝罪している。
候補者同士がお互いを貶め合う事態になっている沖縄県知事選。ネット上からは「どっちもどっち」「対立候補下げはどうかと思う」「両方ひどい」「対立候補を直接叩くのはどうかと思う」という双方への批判が集まっている。
記事内の引用について
玉城デニー公式ツイッターより https://twitter.com/tamakidenny
和田政宗公式ツイッターより https://twitter.com/wadamasamune
サキマ淳公式インスタグラムより https://www.instagram.com/sakimaatsushi/?hl=ja