男は8日午後11時頃、佐賀市内の元交際相手(40代女性)が住むアパートを酒に酔った状態で訪れると、ドアをドンドンと叩いた上、郵便受に消火器のホースを差し込む。そして、そのまま消火剤をぶちまけ玄関や台所を汚し、電子レンジなどの家電製品を使用不能にした。
被害を受けた女性が「元交際相手が酒に酔って大声で叫びドアを叩いている」と通報し、事件が発覚。警察官が周辺を捜査したところ、酒に酔った男を発見し職務質問したところ、容疑を認めたため、器物損壊の疑いで逮捕した。2人の間にストーカー被害などのトラブルはなかったそうで、警察は現在動機などについて詳しく捜査している。
常軌を逸した行動に、「驚く。何を考えていたのかわからない」「嫌がらせの一種だと思うけど、こんなことをすれば余計に嫌われるのは明白だ」「きっと女性はこんな男と付き合ったことに後悔している」「嫌すぎる男」「漁業の男は気性が荒い。別れて正解だよ」と驚きや怒りの声が上がる。
また、「消火器の消火剤はなかなか落ちない。掃除するのにも時間がかかる」「賃貸だったら修繕費がかなり掛かる」「この費用は誰が出すのか。やられ損は止めてもらいたい」という声も出た。
少なからず「復縁したい」という気持ちもあったであろう男。女性の心の中にかすかに燃えていた好意という火も、消火器で消し去ってしまったようだ。