第97回は、暢子(黒島結菜)は店を出すことを反対し始めた房子(原田美枝子)と改めて話し合いをする。房子はどうしても開店するつもりならと、暢子にいくつかの条件を出しーーというストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第96回で妊娠が発覚した暢子。それを知った房子は、暢子に店のオープンを延期させ、フォンターナで経理の仕事をしつつ、時期が来たら産休を取るよう指示。しかし、暢子は諦めきれず、第97回で再び房子と話し合いするという展開だった。
その中で、房子は「妹のような思いをさせたくない」と言い出し、戦時中、夫が出征した身重の妹と一緒に暮らしていたことを初めて告白。妹はその頃房子がやっていたおでん屋台を手伝ってくれていたというが、房子いわく「毎日目が回るほど忙しかった」とのこと。しかしある日、妹は流産してしまったと明かされた。
しかし、この描写にネット上からは疑問の声が集まっているという。
「房子と言えば、戦前に料理の修業を始め、三郎(片岡鶴太郎)からの手付金で料理店を構えたものの、戦争が開始。空襲で妹と生き別れ、戦後は闇市で身を立て、イタリアに渡って修業。その後、フォンターナを開いたとされています。しかし、この日映った“戦時中の屋台”のシーンには、復員兵らしき人が大勢いたり、雑多な感じがまるで戦後の闇市。戦争中にも食べ物屋台が全くないわけではありませんが、以前本作で登場した闇市の雰囲気とそっくりでした」(ドラマライター)
このシーンに、ネット上からは「どう見ても戦後の闇市」「セットの使いまわし?適当すぎじゃない?」「行き交う人々が復員兵にしか見えない」「若者も出征するくらいの末期なのに屋台忙しいほど物資あるの?」「設定がめちゃくちゃ」といったさまざまなツッコミが集まっている。
「また、妹に夫がいたという情報も、かつて妊娠していたという情報も、今回初めて出たもの。さらに房子が出す妹の写真はいつもセーラー服姿だったこともあり、余計に視聴者は混乱したようで、ネットからは『後出し設定がひどいな』『混乱してきた』『学生じゃなかったのか』『とってつけたような設定』という困惑の声も集まっていました」(同)
復員兵らしき人が多くいる“戦時中の屋台”にどんどん出て来る後出し設定。毎日見ている視聴者も追いつけなくなっているようだ。