問題となっているのは、両チーム無得点の2回裏無死一、二塁でのこと。打席のヤクルト・中村悠平が、阪神先発・青柳晃洋が投じた2球目のストレートをバント。打球はマウンド方向へほぼ真っすぐ転がったため、青柳は打球に向かって走っていこうとした。
この直後、一塁から打球にチャージをかけていたロドリゲスが青柳の目の前を猛然と横切り、驚いたように後退した青柳を横目に打球を捕球。その流れで二走・村上宗隆を刺そうと三塁へ送球したが、アウトにはできず野選で無死満塁という結果を招いた。この後、青柳は丸山和郁の遊ゴロ、長岡秀樹のタイムリーでそれぞれ失点を許した。
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このロドリゲスの守備を受け、ネット上には「何しに出てきたんだロドリゲスは、青柳の守備をただ妨害しただけじゃないか」、「打球強奪したくせにアウト取れないなんてあり得んだろ、何の嫌がらせだよ」、「三塁送球のタイミングが際どかったならまだしも、余裕でセーフだったから何も擁護できない」、「直後に青柳が立て続けに失点したのも、訳分からんプレーで足引っ張ったせいだ」と批判が相次いだ。
ロドリゲスに怒りの声が集まる中、一部からは青柳をカバーしたい気持ちが行き過ぎたのではという指摘も上がっている。青柳は以前から守備時の送球に難があることが知られており、この日は1回裏1死で元山飛優の投ゴロを一塁へツーバウンド送球。これは辛くもアウトとしたが、続く2回裏無死一塁では宮本丈の送りバントを一塁から見て右方向に悪送球し出塁を許していた。ネット上には「青柳に苦手なプレーはさせないって思いが空回りしたのでは」という見方も散見される。
この日は「2打数無安打・2三振」と全くいいところがなく、連続無安打が24打席まで伸びたロドリゲス。一部からは「守備で出しゃばる前にまず打撃をどうにかせえよ」という意見も上がっている。
文 / 柴田雅人