「キャラクター系やインパクトのあるフレーズ、システマチックなネタを使うと、テレビに出ることはできても、1年で飽きられ、多くの芸人が“一発屋”となってしまいます。実力もないままバラエティーに出るので、当然のことです。そんな中で、成功した代表例を挙げるとすれば、ぺこぱとズレ漫才で2008年の『M-1』2位となったオードリー(春日俊彰、若林正恭)でしょう。2組は何かと比較されているようですよ」(芸能ライター)
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『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で2組が共演した際、日本テレビの年末特番『おもしろ荘』出演、『M-1』決勝進出という流れが全く同じであり、スタイルを構築するまでの紆余曲折も共通点があったと回顧。2組の師匠的存在であるピン芸人のTAIGAも「似てると思うんだよね」とこぼしたほとだ。若林は自身のトーク力を生かして現在もMCとして君臨、春日は今もなおプレイヤーとしてレギュラー以外の番組も精力的に出続けている。一方で、ぺこぱはどうだろうか。確かに、SNSをのぞくと「ぺこぱ消えたな」、「そういえば最近ぺこぱ見ないな…」とコメントもあるようだが……。
「ぺこぱも順調ですよ。『ぺこぱポジティブNEWS』(テレビ朝日系)や、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)金曜レギュラーなど、テレビやラジオ含めてレギュラーが5本以上あり、その内容はMCからプレイヤーまで多岐にわたります。数年前に多く出ていた印象があるので、消えたと言われるようになったのでしょう。現在、担当しているMCの番組ほとんどが深夜帯というのも、その要因かもしれません」(同上)
近年では、シュウペイの本来のキャラクターや松陰寺のアドリブ力などが再評価され、さらに人気を伸ばしているぺこぱ。今後、さらなる活躍が期待できそうだ。