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新KO-D王者の樋口和貞「秋山準というレスラーの奥深さを改めて感じた」次期挑戦者に遠藤哲哉指名の気持ちは変わらず!

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樋口和貞

 DDTプロレスの『KING OF DDT』制覇とKO-D無差別級王座戴冠を成し遂げた樋口和貞が口を開いた。

 樋口は「こうやって優勝できて、ベルトを獲れたことは本当に自分一人の力じゃないと思ってるので。支えてくれた方々に本当にありがとうと言いたいと思っております。準決勝、秋山(準)さんとの闘い、これは秋山準というレスラーの奥深さを改めて感じた。やっぱりすごいレスラーだなと感じました。でも、それを超えられたのは自分の中で誇っていいんじゃないかなと思っています。1年前、ベルトを巻く、巻かないということがありましたが、そういうつっかえみたいなものが、今回の一戦でケリがついたなと感じています。また、秋山準が目の前に立った時はもちろん全力で行きたいと思います。あんな元気な52歳、いないと思うので。自分がベルトを持ってる間でも、挑戦者として来てもらってもいいですし、別のところで当たっても、また全力で倒しに行きたいと思いました」とベルトを腰に巻いてくれた秋山の実力を改めて実感した様子。

 決勝の対戦相手だった吉村直巳に関しては「DNA時代から知らない仲ではないので。恐ろしいレスラーになったと感じました。本当に強かった。ただ、あちらも背負ってるものがあったと思いますが、自分も背負ってるものがあったので。ここは負けられないなと。本当にしのぎを削って、競り合いましたけど、なんとか自分の覚悟の差で競り勝ったのかなと思います」とした上で、「吉村と組みたいと言ったのは、決勝で全力を尽くして戦った。その中で何か新しいものが生まれるんじゃないかと、組んでみても面白いんじゃないかと思って。相手にはベスト4に残った上野(勇希)、自分らDNA世代より下の小嶋(斗偉)。また何か新しいものが見せられるのかなと思います」と語り、7日の東京・新宿FACE大会で早速タッグが実現する。

 8.20東京・大田区総合体育館で行われる初防衛戦の相手に、遠藤哲哉を指名したが、「ずっと言ってるんですけど。サイバーファイトフェスのリング上にいた一人として、今回のトーナメント優勝して、ベルトを獲って、遠藤哲哉を待ちたいと。復帰戦もしてない状況ではありますが、チャンピオンとして遠藤哲哉を挑戦者に迎えたい、待ちたいなと思っております。そこら辺は遠藤哲哉と会社がよく話し合って、その返答を待ちたい」と遠藤の返答を待つ考えだ。

 「背負うという気持ち、やっぱり覚悟が違った。強さの象徴になるというのは、今まで自分の言葉では出て来なかったと思うんです。それを自分にプレッシャーをかけて覚悟を決めた。覚悟の差で、こういう結果につながったのかなと思ってます」という樋口から目が離せない。

(どら増田)

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