セミファイナルでは、7月3日に東京・後楽園ホールで行われる最強決定トーナメント『KING OF DDT 2022』の準決勝で当たる秋山準と樋口和貞が前哨戦を行った。秋山は岡田佑介と、樋口は坂口征夫とそれぞれタッグを結成。
先発はもちろん秋山と樋口。2人はいきなりはショルダータックル合戦でぶつかり合ったり、場外でも秋山のエルボーに対して、樋口がチョップで一歩も引かず。秋山がエクスプロイダーを出せば、樋口は重いラリアットを打ち込んでいく。試合は岡田に狙いを定めた樋口&坂口が、秋山を岡田から引き離すと、樋口がぶちかましから、怒涛の攻撃で岡田を圧倒。最後はブレーンクロー・スラムが決まりカウント3。前哨戦は樋口に凱歌があがっている。
試合後、樋口は「次、後楽園で準決勝。相手は秋山準。ぶっ倒して、俺がベルトを巻く。今日で行けるって、そういうのは掴んだ。必ず準決勝、秋山準をぶっ倒して。逆のブロック、上野(勇希)か吉村(直巳)か、どっちか分からんけど、上がってきた方を倒して、俺がベルトを巻く。秋山には坂口さんも負けてるし、イラプションとしても、DDTの樋口としても、ここで負けるわけにはいかない。必ず上り詰めて、俺が強さの象徴になって、DDTを引っ張っていく」とかなり手ごたえを感じた様子。
一方の秋山は「あとは準決勝、決勝。絶対勝つから。まだKING OF DDT、優勝したことないから。必ずベルト巻いて、遠藤(哲哉)の前に立つ。(樋口は)元気だよ。俺も元気だから。俺も夏にかけてどんどん元気になってくるから。7月3日なんて、ちょうど元気の真っ盛り」と今トーナメント参加時に誓った「遠藤哲哉の前にベルトを巻いて立つ」という目標は全くブレていない。
上野と吉村も好調を維持しているだけに、秋山は樋口の先も見据えなければならないだろう。
(どら増田)