今回の動画で吉見氏は、13日夜~14日早朝にかけ複数メディアが伝えた根尾の投手本格転向をテーマにトーク。率直な感想や、今後投手としてプレーしていく上での根尾の課題などを話した。
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その中で、吉見氏は「一番気になるのはやっぱり、投手の体格にならなくちゃいけないということ」と根尾の体格面を問題視。球団公式サイトによると根尾は身長177センチ、体重82キロと野球選手としては小柄な体格だが、吉見氏は「多分根尾選手はすごい筋肉質じゃないかなと思います」と余分な脂肪はほとんどついていないのではと推測した。
ただ、吉見氏は「僕が見てきた投手、活躍してきた投手は多少ボテっとしています。体脂肪がちょっと多いというか。多いといっても14~15%ぐらいなんですけど、多分今、根尾選手の体脂肪は10%あるかないかくらいだと思います」と、第一線で活躍してきた投手の多くはわずかながら余分な脂肪をつけていたと指摘した。
「体脂肪がないとスタミナ、1年間投げ抜く体力がないんですね」と、投手にとって体脂肪はスタミナや馬力を支える重要な要素だという吉見氏。「ですから(根尾も)多少投手の体格にしていかなくちゃいけない。もっといえばお尻周りがガチっとごつくなるというか、分厚くなる体格に変えていかなきゃいけないんじゃないかなと僕は思う」と、下半身に肉をつける方向で増量を図るべきだと根尾にアドバイスした。
この吉見氏の助言を受け、ネット上には「変化球磨けとかはよく聞くけど太れは初めて聞いた」、「言われてみたら菅野(智之/巨人)とかマー君(田中将大/楽天)はちょっとぽっちゃりした体型だけど、逆に大谷(翔平/ロサンゼルス・エンゼルス)とかはめちゃくちゃマッチョだよなあ…」など驚きの声が寄せられたが、「立浪の起用方針だと体作りの時間が確保できなさそう」、「一軍帯同じゃなければじっくり時間かけて増量することも可能なんだろうが…」と実践は難しいのではと予想するコメントも多数見られた。
「球界では筋肉も脂肪もつけたぽっちゃり体型で結果を残す投手もいれば、余分な脂肪はつけず筋肉質な体型をキープして活躍を続ける投手もおり、ベスト体型は選手によって大きく異なっています。根尾に合っているのはぽっちゃり系統なのか、それともマッチョ系統なのかは分かりませんが、いずれにせよ現状では投手としてはあまりにも体重が軽すぎるため増量して体作りをするべきだと吉見氏は考えているようです。ただ、報道によるとチームを率いる立浪和義監督は今後の根尾の起用方針について『投げる日、投げない日はあるが、基本は投手が主。ベンチに5回くらいまで入っているので、代打で出ることもある』、『中継ぎでも投げない日は野手待機』と一軍に帯同させたまま基本は投手、たまに野手で使うとコメント。また、普段の練習では投手練習・野手練習のどちらにも参加させるという旨も語ったそうです。そのため、ファンの中には現状の起用方針だと、根尾は投手用に体を作る時間がほとんど確保できないのでは不安視する声も少なからず見受けられます」(野球ライター)
根尾を二軍で一から育成ではなく、一軍で使いながら育てるという方針の立浪監督。一軍の舞台での経験に勝るものはないと考えているものと思われるが、果たして吉凶どちらに転ぶのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
吉見一起氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCiVUihx8LTS7YyTA2Tsas_A
中日ドラゴンズの公式サイトより
https://dragons.jp/