この日の番組では、知床沖で沈没した観光船の「KAZU1」の“落下”のニュースが取り上げられた。民間の作業船によって船体を水面近くまで吊り上げたまま曳航中、182メートルの海底に落ちてしまったというのだ。
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海上保安庁の発表によると、「KAZU1」を吊っていたナイロン製の帯「スリング」と呼ばれるベルト5本のうち、船尾側の2本が切れていたことが明らかになった。
元海上自衛官で、水難学会副会長の安倍淳氏は「風を受けたら(吊っている船体も)大きく流れますし、水流を受けても大きな力が加わる。ベルトの一部に亀裂が入って破断したのではないか」とベルトに掛かった負荷について言及した。
この後、安倍氏の解説を元に、加藤、評論家の宮崎哲弥氏、元競泳日本代表の松田丈志が討論する中、コメントを求められたみちょぱは「ダイバーの方とか、人体的影響がないのは良かったなと思います」と引き揚げ作業をしたダイバーを気遣いながらも、「次はもうミスはないと思っていいのかなっていう。安心していいというか、これでさすがに2回目、3回目…」とこの後の引き揚げ作業について不安がった。
これに加藤がたしなめるように、「ただ先ほどのVTR(にもあったように)、なかなか難しくて自然環境だったり、何かに擦れてしまったり、船体にとがったものがあったら、そこに擦れただけで切れてしまう」と引き揚げ作業はそもそも難しいと反論。
さらに、「相当な重さがかかる」と船体に掛かる水圧についても述べつつ、「成功してもらいたいんですけれども安倍先生、絶対に成功するとか、なんで失敗するんだ?ということではないですよね」と安倍氏に話を振った。
安倍氏も「そうですね」と返しつつ、「自然環境に最も影響されますので、水中ロボットが今度は船に引っかかったり、ぶつかったりというのがないように作業していただきたい」と求めていた。
みちょぱの指摘について、ネットからは「作業されてる方は難しい中で全力を尽くされてるんだからそういう言い方良くないよ」「完璧なんてあり得ない」「ミスとか平然と言うな」「海況が厳しい場所だから絶対なんてない」と疑問が。一方で、加藤の反論については「加藤さんのコメントで私の心が落ち着いた」「『成功するベキって決めつけるものではない。』って補正する加藤MC、偉いね」と称賛の声も見られた。