今年でついに50の大台に乗る木村だが、ジャニーズのファッションリーダーであることに変わりはない。元SMAPメンバーで唯一在籍していることも、カリスマ性をキープできている理由だ。
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では、そんな木村のファッションの師匠は誰なのか。アイドル雑誌のフリーライターは言う。
「トム・クルーズです。中学生だった木村少年がトムを初めて見たとき、『かっけぇ~』と思い、すぐにトリコになったそう。以降、洋服の教科書はファッション雑誌ではなく海外映画になったらしい」
18年に放映された主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレ朝系)の撮影時、木村は防風性と防寒性に優れたナイロン素材のフライト用ジャンパー「MA-1」をスタッフのために自腹で購入している。しかも、セージグリーン、紺、黒の3色。裏地はオレンジ色でリバーシブル。「I'll do my BEST!!」というメッセージをプリントした特注だ。
このMA-1こそが、トム・クルーズが主演映画「トップガン」で着用して、世界に広まったジャケット。アメリカ空軍の戦闘機パイロットがコックピットで着用するために開発された万能型で、木村がトムと出会ったときに着ていた思い出の1枚だ。
「そんな高額なジャケットを買ってもらい、それを着た写真が親戚によってジャニーズに履歴書とともに送られ、合格したのです。いろんな意味でトムが木村に与えた影響は大きいのです」(前出・フリーライター)
高校生になり、SMAPになった木村は、フランシス・フォード・コッポラ監督の青春映画「アウトサイダー」に影響を受けた。アメリカの貧困層の若者グループと富裕層の対立を描いた作品で、同世代のキャストたちはTシャツの袖をめくっていた。木村がトレースしたのは言うまでもない。
ちなみに、同作は木村が入所前の85年にフジテレビで放映されている。主人公のポニーボーイ・カーティスの日本語版吹き替えをしたのは、当時「男闘呼組」だった岡本健一。木村がジャニーズJr.時代からSMAP結成後も公私ともにお世話になった大好きな先輩だ。
ファッションのルーツがハリウッドスターだったのは、なんともキムタクらしい。
(伊藤由華)