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月9での共演から対照的な月日を歩んできた西島秀俊と木村拓哉

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西島秀俊

 今月11日に都内で授賞式が行われた「第45回日本アカデミー賞」にて、米アカデミー賞で4部門にノミネートされている「ドライブ・マイ・カー」の西島秀俊が最優秀主演男優賞を受賞した。

 一方、「マスカレード・ナイト」で「第46回報知映画賞」の主演男優賞を受賞した木村拓哉は、最優秀賞の候補者となる優秀主演男優賞の受賞者5人の中に入っていなかった。

 「木村の所属するジャニーズ事務所が、出席する代わりに最優秀賞の受賞を要求したとの報道もあった。いつまでもそうやって事務所が過保護だと、木村の実力が正当に評価されないまま」(映画業界関係者)

 ​>>主演作の米・アカデミー賞ノミネートで格が跳ね上がった西島秀俊の今後<<​​​

 西島と木村といえば、ともに俳優としては駆け出しだった1993年10月期に放送されたフジテレビ系の月9ドラマ「あすなろ白書」で共演。

 柴門ふみさんの人気コミックを実写化し、女子大生・なるみを中心にした男女5人の恋愛模様などを描いた作品。
 ヒロイン・なるみ役を石田ひかりが演じ、木村はヒロインに何度も振られる取手役、西島は実は同性愛者である財閥の御曹司・松岡役。ほかのサークルのメンバーを筒井道隆、鈴木杏樹が演じた。

 「当時、西島と木村の俳優としての〝格〟はほぼ同格。おまけに、2人とも大手事務所のイチ押し俳優だったが、すでにSMAPのメンバーだった木村がどんどん売れていった」(芸能事務所)

 「あすなろ」後、木村は続々と主演ドラマをこなし一躍〝時の人〟に。一方、西島はコツコツと脇役をこなすも、事務所との方針が合わずテレビに出演しなくなり、その後、事務所を退所。芸能界から干された時期もあったが、木村は〝スター街道〟まっしぐらだった。

 「西島はひたすら演技を磨いて体を鍛え、アクションまでこなせるように。そして、『ドライブ』は世界的に評価され、今や主演作ばかり。もはや、〝格〟は木村を上回ったかもしれない」(同)

 どうやら、今後、2人の共演はなさそうだ。

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