高校時代にボクシングで4冠を達成した後、ある理由でボクシングを断念した主人公・桐沢祥吾(木村拓哉)が30年近くの時を経て、高校ボクシング部コーチに就任。高校生たちと向き合い、ぶつかりながら新たな未来に向けて走り出す姿を描く本作。
>>月9での共演から対照的な月日を歩んできた西島秀俊と木村拓哉<<
第1話は、ピザの配達アルバイトで食いつなぐ一方、「いつ死んでもいい」と口にする日々を送っていた桐沢が、恩師からの誘いでボクシング部の臨時コーチになるというストーリーとなっていた。
※以下、ネタバレあり。
第1話放送後、ネット上からの評判は早速、賛否分かれているという。
「本作は典型的な“キムタクドラマ”。本当は才能があるキムタク演じる主人公が、挫折などの暗い過去を抱えながら人生に絶望していて、新しい環境や新しい人との出会いで再起していくというストーリー仕立てでした。第1話では桐沢は常に悲哀感をアピールし続けていたものの、ボクシングへの情熱は忘れていないという描写が多く、いかにもな“キムタクのキムタクによるキムタクのためのドラマ”といった雰囲気となっていました」(ドラライター)
ネット上からは「水戸黄門的な安心感ある」「古臭くてダサいのが逆に好き」「平成初期に戻ったみたいで楽しい」といった好評の声が集まっていたが、一方ではやはり批判も集めることに。
最も批判の的になったと思われるのは、バイト中、デリバリー先のヤンキーに絡まれた桐沢が「いいですよ、やっちゃってください」「俺がいなくなっても誰も困らないんで」などと挑発するという場面。殴りかかってきたヤンキー数人を上手くかわし、そのうちの1人にパンチ寸止め。すっかり委縮したヤンキーが怖がりながらもお金を払ってくれるという展開だった。
「爪を隠した桐沢が素人ヤンキーを相手に本気を出さないまま勝ち、今でもいかに強いかを表現していたシーン。しかし、ネット上からは『見てて恥ずかしい!』『寒すぎる』『はい、かっこいい、かっこいい』『ただのキムタクよいしょドラマ』という悲鳴が集まっていました。古臭いドラマをそのまま受け止めてしまうか、逆手に取ってその古臭さを楽しむかで本作の楽しみ方は変わってくるようです」(同)
この先も“格好いい”キムタクを見せ続けてくれるのだろう。