沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)ら4兄妹の「家族」と「ふるさと」の物語が描かれる本作。現在、放送されている第一週では、ヒロインたちの幼少期が描かれている。
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※以下、ネタバレあり。
第3回では、民俗学者の青柳(戸次重幸)親子を招くことになった比嘉家。食卓には青柳親子をもてなすためのラフテー(豚の角煮)やテビチ(豚足)などが並んでいた。
そんな中、暢子らの母・優子(仲間由紀恵)は父・賢三(大森南朋)に、こそこそ「賢秀には話した?」と確認。賢三が「いや、話そうと思ったけど……」ともごもごしているところに長男の賢秀(浅川大冶)が登場し、「豚小屋にアババがいなかったけど?」と飼っている豚のアババがいないと騒ぎ出すという展開が描かれた。
悲惨そうな音楽をバックに、もてなしのための豚料理のアップと「父ちゃん、アババどこにいるわけ?」という賢秀のセリフが、アババが料理に変わってしまったことを表していたこの衝撃的なシーン。ネット上からは「この日もブーブー鳴いてたのに…」「アババ食卓進出してるわ」「アババロス」という反響が集まっていた。
「現在、舞台になっているのは1964年。この時代、地方では家で家畜を飼い、もてなしや特別な料理のためつぶして食べることは決して珍しいことではありませんでした。しかし、賢秀は自宅にいる2匹の豚に『アベベ』『アババ』とそれぞれ名前をつけて、よく世話をしていたことが第1回でも描かれていました。両親もそれを知って気まずそうにしていたため、ネット上からは『せめて長男の許可取ってほしかった』『家畜なら名前を付ける前に言い聞かせないと』『なんで説明してなかったの?』『しょうがないけど、これは可哀想』という声が聞かれてしまいました」(ドラマライター)
また、第2回でも、食卓に並んだ豪華な夕食を見て子どもたちが盛り上がる中、優子が、父親を亡くし母親が病気で寝込んでいるという近所の砂川家に言及。「これ、砂川さんの家に……」と譲ることを提案し、渋る子どもたちを説得するというシーンがあった。
「結局、子どもたちも理解を示し、全員で夕食を砂川家に届けていましたが、おいしそうな夕食を食卓に並べ、子どもたちが食べる直前になって譲ることを言い出した優子に、疑問の声が集まることに。今回も子どもが断ったり拒否できない状況に持って行っていることから、ネットからは『毒親くさい』『どうなの? って行動多すぎる』『子どもより常に他人が優先だな』という声が集まっていました」(同)
描写としては間違っていないものの、違和感を覚えた視聴者も少なくなかったようだ。