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『悪女(わる)』、高級食材のすっぽんを“ゲテモノ”扱いし物議 「前提がおかしい」疑問の声も

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今田美桜

 水曜ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)の第3話が27日に放送され、平均視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第2話の8.1%からは0.2ポイントのダウンとなった。

 第3話では、麻理鈴(今田美桜)は新たな部署「マーケティング部」で働くことになった。そんな中、企画開発部の小野(鈴木伸之)が「スッポンスープ」をトップページに掲載して欲しいとやって来て――というストーリーが描かれた。

 ​>>ドラマ『悪女(わる)』、上司・石田ひかりにドン引きの声「さすがにあり得ない」原作を改悪?<<​​​

※以下、ネタバレあり。

 第3話では、ストーリーのキーポイントとなった「スッポン」が視聴者の間で疑問の声を集めることに。ストーリー内ではスッポンはまるでゲテモノ扱いされており、社長の息子関係で売ることになったスッポンスープを社内では「売れない」と決めつけ。

 さらに、「フカヒレとスッポンが並んでたらフカヒレ選ぶ」「スッポンには抵抗ある」といったスッポンへのネガティブな発言や、スッポンスープを前にして「うっ……」「ゲッ……スッポン?」といった社員たちの反応も見られた。

 「しかし、スッポンと言えば、今や言わずと知れた高級食材。おいしくて栄養価も高いことで知られています。にも関わらず、本作のほとんどの登場人物がなぜかスッポンにネガティブなイメージを抱いていました。社内でイメージ調査しようにも、スッポンであることが分かると断られてしまうため、スッポンであることを隠して試飲してもらい、最終的に高い評価を得ることに成功。また、実際に売り出す際にも何が入っているか隠すため、『冒険スープ』という名前で販売するという結末になりました」(ドラマライター)

 だが、この展開にネット上からは「何言ってんだ?」「この世界線ではすっぽん有名じゃないの?」「スッポンがイメージ悪い前提がおかしい」「栄養価アピールすればいいだけ」「ただのすっぽんのネガキャン」という声が集まっていた。

 「高級食材という理由で馴染みのない人も多くいますが、現在は市販のスッポンスープも流通しており、サプリやドリンクなども多くあります。ストーリーでは麻理鈴の逆転の発想で、本来売れないはずの商品を売り出すことができるようになったという流れでしたが、スッポンにネガティブなイメージがあるという前提そのものに疑問が集まってしまったようです」(同)

 麻理鈴が異動先の部署の問題点を見つけ、立て直していくストーリーが描かれている『悪女』。今回は設定に無理があったのかもしれない。

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