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ドラマ『悪女(わる)』、上司・石田ひかりにドン引きの声「さすがにあり得ない」原作を改悪?

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石田ひかり

 水曜ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)の第2話が20日に放送され、平均視聴率が8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第1話の8.5%からは0.4ポイントのダウンとなった。

 第2話は、麻理鈴(今田美桜)は突然、「人事部」に配属されることに。人事部で麻理鈴を待ち受けていたのは、課長の夏目(石田ひかり)。男性優位の社内で出世するために「女は男の2倍頑張らないといけない」と考える夏目は、他の女性社員を徹底的に支配&攻撃する態度から“女王蜂症候群”と陰口を叩かれていて――というストーリーが描かれた。

 >>新ドラマ『悪女』30年ぶりのリメイクで「昭和過ぎる」厳しい声 前向きな主人公には「元気出る」期待も<<

※以下、ネタバレあり。

 第2話では、夏目のある行動が視聴者の間でドン引きの声を集めている。

 麻理鈴にも厳しく接していた夏目だが、麻理鈴はめげるどころか、逆に自身を慕ってくるように。その様子に心を開きかけていた夏目だが、麻理鈴は夏目がライバル視していた峰岸(江口のりこ)を「一番仲良しの先輩」と紹介。これに嫉妬した夏目は、自分が管理している重要書類であるリストラ候補リストを麻理鈴が失くしたと言いがかりを始め――という展開となった。

 「その書類は夏目が管理。夏目は『麻理鈴が泣きついてきたら許す』程度のいたずらだと考えていたようですが、麻理鈴は社内中を探し回った挙句、リストラ候補者自身にもリストラ候補であることが知られてしまうという騒動に。最終的には夏目は『ちょっと懲らしめようと思って』と認めて謝罪。他の社員からも夏目に関する『いい上司だと思ってるのは自分だけ』『「女だから」を押し付けて来るのはセクハラ』といった不満を聞き、反省するという流れになっていました」(ドラマライター)

 しかし、この騒動は特に会社が問題視することもなく、夏目はその後、会社の体質を改善するという意識を持った女性リーダーに生まれ変わるという結末に。ネット上からは「いくらなんでもバカ上司過ぎる」「普通処分だろ」「やってることが学生」「さすがにあり得ない」「都合よすぎ」という声が集まっている。

 「原作では夏目は秘書課チーフ。麻理鈴が峰岸と仲が良いことを知り、麻理鈴を追い出そうと仕事の失敗を捏造し、退社の危機に晒されるというピンチが今回のエピソードに繋がっています。しかし、原作では夏目の策略は公にならなかったため、もちろん処分なし。今回は麻理鈴が社内中を書類を探し回るという騒動になったにも関わらず、夏目の行動を会社が問題視しなかったことに対する疑問が集まったようです」(同)

 今回、夏目を演じた石田ひかりは1992年版では主人公。今回は新旧を強調した演出となっていたが、ストーリーは違和感を残してしまった。令和版・今田の麻理鈴も好評で、めげない姿に元気が出る、泣けた、などの声も多いだけに残念な描写だったようだ。

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