MAOは1日、神奈川・横浜ラジアントホール大会での前哨戦で、自らの必殺技であるみちのくドライバーIIで朱崇花に敗退を喫した。同20日の調印式では朱崇花に急所蹴りを食らった挙げ句、ピンヒールで顔を踏みつけられる屈辱を味わっている。
タイトルマッチを前に、この日は最後の前哨対決となったが、MAOは勝俣瞬馬との「しゅんまお」で、火野裕士、朱崇花組と激突。MAOがラ・ケブラーダ、掌底を朱崇花に繰り出せば、朱崇花も張り手、火野の肩車の体勢からフットスタンプを見舞い応戦。さらに朱崇花はみちのくドライバーII、ソバットで追い込むも、火野のラリアットが朱崇花に誤爆。すかさずMAOがオクラホマロールで丸め込んで3カウントを奪取。これで前哨戦の直接対決では1勝1敗の五分に持ち込んだ。
試合後、MAOは「自身のフィニッシャーであるみちのくドライバーIIで敗北し、記者会見ではピンヒールで踏まれて醜態をさらした。今日朱崇花をボコボコにして完全勝利して、心底うれしい気分です。これでイーブン、むしろ俺の方がちょっとリードしたくらい。5.1横浜、オマエのことは3分70秒で倒してやる。サウナだけにな!」と勝ち誇った。
バックステージでMAOは「完膚なきまでに叩き潰してやったよ。今頃担架で運ばれたんじゃないか?検査でもして、おかしい頭を見てもらえって。これで完全に防衛する手段も実力も存在感も今日で十分に発揮できた」と手ごたえを感じた様子。
対する朱崇花は「逃げ上手。火野さんのラリアットがなかったら、私負けることはないし。今度はピンヒールで踏みつぶしてやります」とぶ然たる表情で、まだまだタイトル奪取への自信は揺るぎないようだ。
◆DDTプロレス◆
『DDT FREE -April-』
2022年4月22日
東京・新宿FACE
観衆 353人(超満員札止め)
▼セミファイナル スペシャルタッグマッチ (30分1本勝負)
○MAO&勝俣瞬馬(17分4秒 オクラホマロール)朱崇花●&火野裕士
(どら増田)