4.1同・横浜ラジアントホール大会で朱崇花は火野裕士と組み、MAO、クリス・ブルックス組と前哨戦を闘った。MAOがハリウッドスタープレス、ダイビング・ニーで攻め立てれば、朱崇花は変幻自在の蹴り技で応戦。4月10日、東京・後楽園ホールでのKO-Dタッグ王座戦(王者=クリス、高梨将弘VS挑戦者=火野、納谷幸男)の前哨戦となったクリスと火野も強烈なチョップ合戦を敢行するなど、火花を散らした。最後は朱崇花がスピンキックから、MAOの必殺技であるみちのくドライバーIIを繰り出して3カウントを奪った。
朱崇花は「MAO、オメエ弱いな。5月1日、今日みてぇに、オメエふざけてっと、このベルト、VENYちゃんの手に渡ることになっから、気を付けてろよ」とMAOと同じ宮城県出身らしく、宮城訛りでアピール。
バックステージで朱崇花は「刺激が足りなかった。たぶん、今日はすごい屈辱。みちのくドライバーIIを私から受けたのが、絶対に悔しいと思ってるはずだから。それでスリー取ったから、まんまと私の手の内にはまってる。自信は、今日勝たなくたってずっと前からある」とベルト獲りに向けて自信満々。
両者は3.27後楽園ホール大会で、MAOが「中澤マイケルから防衛したことは、僕的には意味があるんじゃないかと。結局俺は高木イズムでしかDDTを感じられてないから。This is DDTを知らない中で、中澤さんを知れたのは僕の中で深みになったと思います。(朱崇花は)メチャメチャいろんなことを抱えて頑張ってることは分かってるし、何度か組んだこともある。お客さんの反応を見れば、納得のいく挑戦者だと思う。中澤マイケルと違って、心の底からふさわしい防衛相手だと思う」と話すと、朱崇花も「ユニバーサルのベルトは私が巻くのがふさわしい。私しか巻けないベルトだと思ったから。容赦なく行こうと思います。(MAOは)空中殺法が得意で、そういう選手と戦ったことがないから未知。最高の試合になることは間違いないと思う」と語ったことから、タイトルマッチ実現に至っている。
(どら増田)