問題となっているのは、ウクライナ東部で2014年に勃発した軍事衝突の停止をめざして結ばれたミンスク合意について取り上げていた一幕。ミンスク合意の履行が今回の侵攻の外交的解決のチャンスだとも言われているが、ミンスク合意では、親ロ派に「高度な自治権」を認めるなどウクライナに不利な内容もあり、国民から不満の声が出ていた。
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また、ウクライナのゼレンスキー大統領も当選後、ミンスク合意を遵守しようとせず、それがロシアのプーチン大統領の怒りを買い、両国の緊張は高まり続けた形に。プーチン大統領は2月22日にミンスク合意破棄を明言している。
この日、玉川氏は「政府の仕事っていうのは、戦争っていう状況に国を追い込まないために一体何ができるか、戦争っていう状態になっちゃったらみんな死んじゃうんですよ」と指摘。その上で、ゼレンスキー大統領がミンスク合意破棄の方向に動き続けていたことに触れ、「もしミンスク合意が履行されてたらこの戦争はあったんだろうか。そういう風なことを考えなければならないんじゃないかなと僕は思ってます」と持論を展開した。
その後も玉川氏は「ロシアに攻め込む口実を与えないためには、どうすることができたか」と言い、「この戦争が終わった後に、これからロシアがもっと攻め込んでいって、やっぱり東部2州を譲歩せざるを得ないってなった時に、この戦争の意味はなんだって話になってしまうんじゃないかと思います」と話していた。
さらに、玉川氏は「ロシアがやってることは許せない。戦争自体が許せないんだから、侵略なんてもっとも許せないこと」と自身の姿勢を改めて表明。一方、「でも、回避はできなかったのかっていうことは常に考えていかないとと思います」としていた。
しかし、この一連の玉川氏の発言に、ネット上からは「攻められる方が悪いと言ってるようなもの」「完全にロシア側の言い分」「回避するためにロシアに利しろって言ってる」「侵略戦争回避するために抵抗せず侵略されましょうってこと?」「一方的に攻めているのはロシアなのにウクライナが悪いと言う玉川ってなんなの」といった批判の声が殺到している。