「因縁が大穴を呼ぶ」高松宮記念　藤川京子の今日この頃

藤川京子

　やっぱり、レシステンシアという話になるのかもしれませんが、競馬は出走するならどの馬にチャンスが転がっているか分からないものです。そんなチャンスを拾えそうなのは、短距離なのに後方待機で4戦連続馬券に絡んでいるナランフレグで、今回は斤量57kgで未経験ですが、この斤量でもあの末脚を使えたら化けるかもしれませんので、注目の1頭になる筈。

　また、トゥラヴェスーラは昨年のこのレースで0.2秒差の4着でしたから、ここ2戦は斤量56kgで2着連続ですが、57kgでも狙ってくると思います。この馬も後方待機ですが、今回は中団より前で勝負すると私は想定しています。理由は5走前の中京1200m斤量57kgで、前から4頭目の位置から好タイムで勝ったので、同じ走りが出来ればレシステンシアに付いていけると思うからです。確かに、好タイム実績はレシステンシアの方が一段上ですが、常に絶好調というのは難しいし、ぶっつけ本番で来たのは6走前の阪急杯で好タイムで勝ったパターンを狙っているのだと思うのです。昨年は阪急杯を使ってこのレースは2着だったので、休み明けで思いっきり飛ばすつもりでしょう。でも、本番前の叩きがあったからこそ2着に収まったのかもしれませんから、ここは陣営も賭けですが、外れれば他の馬には大チャンスです。

　他にも斤量55kg組も馬券に絡むことが多いので、今回で言えばエイティーンガール、メイケイエール、シャインガーネット、レイハリア、ロータスランド、レシステンシアで、ここでもレシステンシアの名が挙がりますが、もしもの時はレイハリアが穴になると思います。理由はロードカナロア産駒は4頭出走していますが、55kgはレイハリアだけで、お父さん程ではありませんが4連勝の実績があり、似ている部分が多い気がしたからです。前走は大敗ですが、そのレースを出走しなければ評価はもっと高かった筈ですが、買い控える人が多いと思います。

　過去10年で見れば、馬券圏内で1番人気は6回だけですから、すんなり決まるかは微妙でしょうし、ロータスランドも1200mは初挑戦ですが中京だし、前々で押し切る気持ちが強いのであれば、チャンスは大きいと考えました。更に、中京での因縁で考えれば、クリノガウディーも一度は勝った筈でしたが降着で4着になった事を踏まえれば、セイウンコウセイのように大穴の可能性は少なく無い筈。それと中京の福永祐一騎手は怖い存在ですから、グレナディアガーズも1200mは初挑戦ですが難なくこなしてくるかもしれません。

ワイドBOX　7レシステンシア、2ナランフレグ、13トゥラヴェスーラ
ワイドBOX　5レイハリア、18グレナディアガーズ、1サリオス
ワイドBOX　17メイケイエール、14ダイアトニック、3シャインガーネット
ワイドBOX　12エイティーンガール、9ロータスランド、8ジャンダルム