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新関脇・阿炎の昇進コメントに「別人のようだ」驚きの声 大口を叩いた新小結会見からキャラ激変?

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 日本相撲協会は28日、来月開催予定の3月場所(同月13~27日)の新番付を発表。同発表で新関脇昇進が判明した阿炎のコメントがネット上で話題となっている。

 報道によると、阿炎は番付発表後にオンラインで昇進会見に臨んだ。ただ、「結果として(番付を)上げてもらって、多少は力が付いてきたと実感してますけど、まだまだ足りないと思っています」と昇進に満足げな様子は見せず、さらに上の地位である大関、横綱への昇進について聞かれても「人として成長しないと上の人のようにはなれないと思う」と謙虚な姿勢を貫いたという。

 阿炎は西前頭6枚目で臨んだ先場所で東関脇・御嶽海(13勝2敗)、東横綱・照ノ富士(11勝4敗)と千秋楽まで優勝争いを展開し、惜しくも優勝は逃したが「12勝3敗」の好成績をマーク。これによりそれまでは小結だった自己最高位を更新した形だが、本人は実力面、精神面共にまだまだ力不足と考えているようだ。

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 この阿炎のコメントを受け、ネット上には「自身最高位を更新したとは到底思えないほど謙虚だな」、「先場所大勝ちしたんだからちょっとは自信持っても良さそうだけどなあ」と驚きの声が挙がった。一方、「新小結の時に比べたら別人のような態度だ」、「同世代が優勝してるんだから俺もできるはずって豪語してた阿炎はもういないんだな」と過去の昇進会見コメントを思い返すコメントも多数みられた。

 「阿炎は2019年7月場所前の番付発表で新小結に昇進していますが、昇進会見の中で優勝経験のある御嶽海ら同世代力士を引き合いに『俺も優勝したいと思ったし、できるんじゃないかと思っている』と発言。当時の阿炎は幕内在位9場所で勝ち越し5回(うち2ケタ4回)、負け越し4回で優勝争いに絡んだこともなかったため、当時一部ファンの間で『ビッグマウス過ぎる』、『小結昇進でちょっと浮かれ過ぎでは』と物議を醸しました。今回の新関脇昇進会見を受け、3年前の会見コメントを思い返したファンも少なからずいたようです。なお、小結昇進後の阿炎は同年7月場所~11月場所にかけ3場所連続勝ち越し(うち2ケタ0回)と最初こそ一定の数字をマークしましたが、2020年1〜3月場所は2場所連続負け越しと失速。その後、2020年7月場所中に発覚したガイドライン違反・キャバクラ通いで3場所出場停止処分を受けるなど、優勝にはほど遠い場所が続きました」(野球ライター)

 出場停止処分明けの2021年3月場所から1年で最高位を更新と、紆余曲折のキャリアを歩んでいる阿炎。今回の会見で見せた謙虚な姿勢は不祥事を猛省し改心したことの表れともいえるが、この姿勢を崩さなければ大関、横綱昇進も決して遠くはなさそうだ。

文 / 柴田雅人

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