大量の輸入アサリを「熊本県産」と偽装して流通させていたというこの問題。番組では産地偽装の手口として、食品表示法を悪用していたと指摘した。
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通常、2か所以上で育った水産物は、期間が長い方を原産地として表示するとのこと。例えば、1年間中国で畜養されたアサリは、1年以上熊本で畜養されて初めて熊本県産になる。一方、今回のケースでは、熊本での畜養期間が短いのにも関わらず、「熊本県産」として出荷されていた。
これについて話を振られた岩尾は、そもそも畜養について、「中国から持ってきたけど、熊本で畜養することによっておいしく仕上がるなら意味もあるし、それなら全然受け入れるんですけど、単なる表示法のために表示を熊本って言いたいだけの畜養ならあんまり意味もない」と指摘。さらに、「どうせ、海繋がってるやん? っていう。そこ(中国が)獲ったんかもしらないけど、結局海はもう繋がってるし……」と自身の考えを明かした。
この言葉に、MCの坂上忍は、中国産と国産のほかに「中国生まれの熊本産」という表示を作ることを提案。岩尾は「僕も多分、スーパー行ったら、多少の値段の差くらいだったら国産を選ぶ」と明かした。
しかし、畜養については納得していないようで、「結局こういうことならば、ほんまにグローバルで、繋がってるし、海は」と指摘。「ほんまにオリンピックでも、日本人選手が活躍しようが、そこの国の選手が活躍しようが、素晴らしいプレーには手を叩けばいいじゃないですか」と話していた。
しかし、この岩尾の一連の発言に、ネット上からは「そういう問題じゃない」「じゃあ表示なんてそもそもいらないじゃん」「偽装とスポーツを同列に語るな」「そんな言葉で偽装は許せない」「何言ってんだ?」といったツッコミの声が殺到することに。
「海は繋がっている」という壮大な言葉は、多くの人には刺さらなかったようだ。