超が付くほどのギャンブラーである粗品。20年には、わずか3日間で競馬、競輪、ボートレースで700万円を失っている。
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2日間で、競馬とボートレースで530万円を失ったが、「ボートレース大村」の公式ツイッターにあおられて、消費者金融で工面した170万円で舟券を購入。的中を逃した。3日目、競輪で77万円を賭けると3連単が的中。払戻金が326万4000円となったが、プラスになった249万4000円を日本財団に寄付。善と悪を成し遂げた。
当時の月給は300万~400万円で、“吉本ファイナンス”に借金した。所属する吉本興業では、借金で首が回らなくなり、消費者金融や闇金融に手を出すタレントの救済措置として、好条件で金を貸すシステムがある。貸出額は収入によって異なるが、粗品の場合は毎月100万円ほどが天引きされたという。
「それでも、あながち粗品さんを責められない。寄付もそうですが、自己管理できない性格のため、会社から月に50万円ほどを地元の大阪に住む親元に仕送りしてもらっているのです。M-1王者になって親孝行を欠かさないのは、エラい!」(芸能ライター)
かつては「会社ぐらい」の借金があり、預金残高717円の月があったことを明かしていた。昨年12月末には、かねて都内のマンションで同棲していたタレントの秋山衣梨佳と結婚したが、一家の主となってもギャンブルはやめないのだろうか。
同じく、ギリギリアウトな経験をしているM-1王者は、とろサーモンの久保田かずのぶ。17年度覇者だが、久保田は2度も留置場に入っている。
地元の関西にいた16年ほど前、セクシーキャバクラのボーイをしていた。路上客引き、いわゆるキャッチをしていると、入店したそうな男性を発見して、声をかけた。「いらっしゃいませ」と腰を触ると、「警察です」とまさかの私服警官。風営法で客引きのボディタッチは厳禁のため、24時間留置所に入れられた。
「話には続きがあります。その3日後、黒のロングコート、オールバック、サングラス姿の怪しい男性が見てきた。再び“どエロセンサー”が働き、コートに触れて『どうぞ、どうぞ。お店です』と案内すると、『おい、俺だよ』と同一人物(笑)。2回目の留置所となりました。計48時間のヨンパチです」(前出の芸能ライター)
破天荒にして、芸人らしく予想外のオチもある実話。漫才日本一になった男は、持っているエピソードもナンバーワンだ。
(伊藤由華)