>>日曜劇場『DCU』、ラストの展開に「あり得なさすぎ」「冷めた」と大ブーイング 登場人物のミスが非現実的?<<
第3話は、隆子(中村アン)のミスにより、ロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が被害者のスマホを盗んで失踪してしまった。新名(阿部寛)はミスを重ねた隆子に捜査から外すと伝えるも、自分の犯したミスを取り戻したい隆子は命令に背き、ひとり捜査に乗り出す。そして瀬能(横浜流星)を始め、DCUのメンバーたちも隆子を励まし、密かに協力する。そんな中、事態はゆっくりと最悪の方向に進んでいき――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
第3話では、サンチェスを名乗っていた男が船で国外逃亡しようとしていることに気づき、隆子が追いかけるも、排他的経済水域を過ぎてしまい、あきらめざるを得ない展開に。しかし、隆子は独断で国境を越え、男の船に乗り込むことに。そのまま船で待ち伏せしていた何者かによって殺害されてしまうという衝撃的な展開が描かれた。
「捜査モノのドラマにおいて、仲間が殉職するのはよくあること。通常、視聴者の涙を誘う展開となりますが、『DCU』に限っては、視聴者から呆れ声が聞かれる事態になっています。まだたった第3話で隆子という人物について大して掘り下げられていないこと、第2話から引き続き暴走している姿しか描かれていないこともあり、多くの視聴者が唐突すぎる殉職という印象を抱くことに。ネット上からは悲しみの声よりも、『早すぎ』『全然泣けない』『呆気なさすぎ』『これ泣く人いるの?』『泣かせにかかってるんだと思うけど全然泣けねえ』といった困惑ばかりが聞かれました」(ドラマライター)
また、厳しい声が集まった理由には、隆子のキャラクター性も関係しているという。
「そもそも、第2話で部外者の男に車のキーを安易に貸して証拠品を持ち出されるという大ミスをやらかしていた隆子。第3話でも空回りしまくった挙句、国境を越えて男の乗った船に警戒心ゼロで乗り込むという、自業自得としか思えない行動を取っていました。隆子の行動にイライラしていた視聴者も少なくなく、殺されてしまうという結果になったとは言え、ネット上からは『命令無視しまくるからこういう結果になったとしか思えない』『悲しみとか悔しさが全然湧かない』『国家レベルの迷惑』『間違った正義感』『普通、殉職って山場になるはずなのに…』といった散々な声が寄せられていました」(同)
視聴者から好かれるタイミングもなく、勝手な行動で殉職してしまった隆子。視聴者が抱いたのは悲しみではなく困惑だったようだ。