>>嵐・松潤がなんとしても主演映画を当てたい理由 撮影現場で杉咲花も驚き?<<
同作は嵐の松本潤が主演し、16年と18年に放送された連続ドラマ「99.9―刑事専門弁護士―」(TBS系)の初映画化。27日から29日には過去作が一挙に放送され、29日夜のスペシャルドラマ「99.9―刑事専門弁護士― 完全新作SP新たな出会い篇〜映画公開前夜祭〜」で締めくくられた。撮り下ろしのSPドラマと劇場版で新ヒロインに起用されたのは杉咲花。司法修習を終えたばかりの新米弁護士・河野穂乃果を演じている。
杉咲はこれまで、松本のほかに嵐の大野智やKAT-TUNの亀梨和也、King & Princeの平野紫耀といったジャニーズタレントと共演してきた。そんな中でも特に印象に残っているのは、木村拓哉だという。
初共演は17年に公開された映画「無限の住人」。木村は不死身の剣士・万次を演じ、杉咲は万次に用心棒を依頼するヒロインの浅野凜と、妹役の町という2役を熱演。作中では同じシーンが多かったため、クランクインからオールアップまではほぼ一緒にいた。1日3度の食事を共にすることもしょっちゅうだった。
「撮影時の杉咲さんはまだ10代。“相棒”を慮って、木村さんは自分が映らないシーンでも現場に来てくれて、常に視線の先にいてくれたそうです。その方がセリフにも感情が入るだろうという心遣いでしょう」(芸能ライター)
杉咲の好物が豚しゃぶであることを知ると、撮影場所の近所でおいしい豚しゃぶ店を調べて、連れて行ってくれた。木村は牛しゃぶ派。それでも杉咲に合わせてくれた。過酷な撮影を乗り切れるように欠かさず持参していた「行者にんにく」を、しょっちゅうおすそ分けしてくれた。
映画が公開された後の10月2日の誕生日で、杉咲は二十歳になった。その時、木村から業務用のかき氷機が届けられた。撮影時、冬でもかき氷を食べるほど大好きだと告げていたからで、「成人のお祝いでプレゼントする」ことを約束していた。
「杉咲さんが木村さんから学んだことは多く、スタッフさんを尊敬し、全員の名前を覚える姿は特に印象に残っているそうです。キャリアを重ねてもその姿勢を変えない。この振る舞いこそが、キムタクです」(前出の芸能ライター)
奇しくも、松本も現場でスタッフの顔と名前が書かれたノートを丸暗記して、名前や愛称で呼んでいたという。キムタクとマツジュン。2人が、アカデミー賞女優の杉咲に与えた影響は計り知れないものがある。
(伊藤由華)