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メンバーは、コンビで活動する高井佳佑とフェニックスのガーリィレコードに、ピンで活動中の雨野宮将明と太郎が加わった4人編成。藤原竜也やアニメキャラに扮した高井が登場したり、全員でオリジナルゲームに挑戦したりするなど、さまざまな動画が話題に。編集もほぼ加えられず、ホームビデオ感満載のチャンネルとして人気を集めている。
今回、前代未聞の挑戦をする4人にインタビューを実施。業界内にもファンが多い彼らの魅力に迫った。
ーーとんでもない企画ですが、誕生した経緯を教えてください。
フェニックス(以下、フェニ):一番最初は「もうちょいで(登録者数)100万人だな」って話をしていたところから始まりました。これまで『登録者数◯◯人いくまで何かをやる』みたいな企画をやったことがなかったので、マネージャーと「やってみようか」って話をしていたら、いつのまにかハンバーガー1000個食べる企画になっていましたね。
ーーみなさんが大容量のカップ麺を食べたり、餃子を100個食べたりする爆食企画は人気ですよね。
高井:100から1000個って急に桁が変わっていますけどね(笑)。
太郎:なんなら僕はたこ焼きを100個食べる企画で苦戦していたのに、いきなり1000個ってゾクゾクします。
高井:最近の食べもの系の動画で、太郎が一番食えていないんで不安ですね。
太郎:苦手分野ではあるんですけど、食トレもしてますから! ガンガン食べます。
雨野宮:僕は培ってきたものでやろうかと。トレーニングは甘えだと思っているんで(笑)。
フェニ:量でいったら、食べられていないんですけど、僕、ハンバーガーがめちゃめちゃ好きなんですよ。これが決まってからも週4日くらいでハンバーガーを食べています。
太郎:好きかもしれないけど、量を食っているの見たことないからなぁ。今回それが見られると思うと、めっちゃ楽しみです。
雨野宮:(100個で苦戦しているのに)“誰が言ってんだ”って話だけど(笑)。
ーーチャンネルがスタートしたのは2017年。約4年かけて100万人目前となりました。急激に伸びたきっかけなどはありますか?
フェニ:『ミット持ちする米津玄師』(2018年12月31日公開)っていう動画ですかね。それが(現在)1000万回以上再生されているんですけど、アップしたタイミングも良くて。
雨野宮:ちょうど同じときに『NHK紅白歌合戦』に米津さんが出ていたり、メイウェザーと那須川天心さんが『RIZIN』で対決したり。(結果的に)それを混ぜたような動画になりました。でも、僕ら撮ったときは「なんだこれは?」って感じだったんですけどね。
ーー改めて、みなさんのチャンネルの魅力って何だと思いますか?
フェニ:よく言われるのは「無編集のホームビデオ感がいい」とか「学生のときの友だちと遊んでいる感じ」とは言ってくれます。
雨野宮:僕個人としては、ずっと10万人規模でやらせてもらっている感じです。100万人って一軍じゃないですか。僕らはやっぱりクラスの三軍なので……。この(自分たちの)華のなさは一軍ではないし(笑)、コソコソやっているのがいいんだと思います。
高井:“自分たちが楽しかったらいいや”って気持ちでやっていますからね。感覚としては「頑張って100万人いこう」という気持ちはなくやっていたんで。
ーー俳優の高橋一生さんがみなさんのファンだそうですね。2019年に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)でガーリィさんを紹介していましたが、どんな印象をお持ちですか?
フェニ:『しゃべくり』の収録が終わった後、楽屋へごあいさつに行った時「この動画が好きで、これも好きで……」ってどんどん出してくれたんで、本当に好きでいてくださったんだなって思いました。
太郎:いまだに観てくださっているみたいで。僕ら『GEVODASA』っていうアパレルを出しているんですけど、動画上で販売していることを告知したら、ある日マネージャーさんが「高橋一生さんから『まだ売ってますか?』って連絡が来ました」って(笑)。高橋さんは「買いたい」とおっしゃっていたんですけど、僕らは(チャンスやプレゼントを)もらってばかりなので、その時にあった商品を全部送りました。その後も、ちゃんとお礼の返事までしてくださって……。“あんなできた人がこの世にいるんだな”って思いましたね。
ーー『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、みなさんが考案したゲーム『気配斬り』が紹介され、大ブームとなりました。
雨野宮:松本潤さんがめちゃめちゃハマってくれましたね。
太郎:めちゃめちゃいい人だったね。
フェニ:僕らがスタジオに行ってほかのゲストの方に説明するときも、“松潤さんこっち側なのかな?”っていうくらいしっかり説明してくれて(笑)。
高井:僕らの中でちゃんとしたルールがあるんですよ。どうしても(番組でやることで)少しルールが変わったりするんですけど、松潤さんはルールを完璧に把握されていて、めちゃくちゃうれしかったですね。
ーー初めてみなさんのチャンネルをご覧になる方に向けて、おすすめの動画を教えてください。
雨野宮:(フェニ以外の)3人が運動をやっている動画(シリーズもの)ですかね。高井は運動神経がすごくよくて、太郎は鈍臭くて、僕は中間。サッカーのボレーシュートとか、デブがスーパープレイをやっている様子をスロー動画で流したりしているんですけど、高井が(想像を)超えてくるんですよ。“すごいな”ってなると思います。
フェニ:僕が個人的に観てほしいのは『火消しおならデブ』(2020年12月28日公開)ですね。屁の出そうな雨野宮にライターとろうそくを用意して、どうなるかっていう内容なんですけど、いろいろ想像できるじゃないですか。
雨野宮:一応、吉本所属の芸人よ? 大喜利がすごかったり、漫才コントを頑張ったりしている中、おならで火を消すってなに? あの動画を観た人には吉本ってバレたくない(笑)。
フェニ:まさに雨野宮が言っていた10万人規模に向けた動画だなって思います。
太郎:僕がおすすめする動画は『ブルブルマシーン炭酸早飲みデブ』(2021年11月9日公開)ですかね。ブルブルマシーンに乗って強炭酸を飲む企画なんですけど、自分の動画で久々に大笑いしました。勢いがすごいんだけど、雨野宮がなんとかやってのけるんですよ。それを(現場で)見て、涙出るほど笑ってました。
高井:僕、漫画『鬼滅の刃』の竈門炭治郎と同じ場所にアザがあって(マネを)やり始めたんですけど、それで使っていたカツラが、漫画『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎に流用できるんじゃないかって話になったんですよ。それで防弾ガラスを破る漫画のシーンを再現した『突破する勇次郎』(2021年5月10日公開、ラップで代用)をやったら、すごく観てくださって(220万回再生突破)。ありがたいんですけど、ただ僕、その漫画を読んでないんですよ(笑)。
ーーそうだったんですか!
太郎:僕たちが『刃牙』好きで勧めた感じです。
雨野宮:似てるとかじゃなくて「これ多分いけるよ」とかで(高井に)やってもらうことが多いですね。高井が、そのキャラを知らないこともあるから、ちょっとしたゆがみが生まれて面白くなっているのかなって思います。漫画『東京卍リベンジャーズ』のマイキー(佐野万次郎)をやってもらったときも、(高井が)全く読んでなくて、台詞だけ教えて「とりあえずポケットに手を突っ込んでナメた感じで喋ってくれ」って指示を出しました。
高井:僕が自発的にやっている藤原竜也さんとかMr.Childrenの桜井和寿さんとかは“モノマネ”だと思ってやっているんですけど、マイキーとか勇次郎とか、YouTubeでやり始めたものに関しては、モノマネと思ってやってないんですよ。コスプレをして僕がフザけているだけというか。
ーー(笑)。最後に1000個企画の意気込みをお願いします。
雨野宮:(4等分して)きっちり250個食べ切った時点で終わりにします。絶対に無理したくない(笑)!
フェニ:僕はハンバーガーが好きなので、ハンバーガーだったら勝負できるというところを見せたいです。
太郎:48時間でまるまる2日あるんですけど、食べきれなかったら僕が延長して食べます!
高井:僕は、唯一の既婚者なのにクリスマスをここにささげているわけですよ。これで1000個食べきれなかったら、奥さんと喋れなくなってしまいます。(妻からも)「絶対に食べきってきて」って言われているので、食えなきゃウソっすね。
フェニ:でも、これ25日の19時スタートだから3時間くらいで食べ切ったらクリスマス中に帰れるよ。
高井:分かりました。3時間で250個食って帰ります(笑)!
(取材・文:浜瀬将樹)
~100万人目前企画~ハンバーガー1000個食べるまで終われま1000
開始日時:12月25日(土)19時~
出演者:ガーリィレコードチャンネル(高井佳佑、フェニックス、雨野宮将明、太郎)
YouTube『ガーリィレコードチャンネル』https://www.youtube.com/channel/UC6VjNLslXbb6Stl0I2MkQWA