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「百式」は2丁拳銃がセンターマイク1本を前に100分間ノンストップでひたすら漫才だけで勝負をするライブ。2002年12月31日からスタートし、年1回のペースで開催している。会場では過去のライブ映像の配信チケットの再販を今回のライブに合わせて実施するといい、「『百式2021』を百倍楽しむ百円キャンペーン」と題し、「2丁拳銃の漫研」「×TAIMAN-対漫-」の再販売も行う。漫研はゲストに令和ロマン、蛙亭、ダイタクが、タイマンは初回ゲストでレイザーラモン、ミキ、オズワルド、第2回ゲストでチュートリアル、トータルテンボス、インディアンス、ネイビーズアフロが出演する。また第2弾として「百式2020」の再販売も行われる。
ライブを前に川谷、小堀の二人に本ライブの見どころなどを聞いてきた。
ーー今回のライブはどんな内容のものなのでしょう。
小堀:「はい、どうも」から「もうええわ」までの100分を止めずにやるマラソンみたいなライブです。100分もあるんで、僕らもコントや言葉遊び的なものまで、いろんな種類の漫才をやります。楽しんでもらえればと思っています。
川谷:世の中で僕らクズみたいに思われていますけど、クズじゃないところを見せられるんじゃないかと思います(笑)。クズだと思っている人には特に見てほしいです。
ーー来年でこのライブは20周年を迎えると聞きました。ずっと続けてこられた理由はなんですか。
小堀:ネタは漫才師である以上、ずっと作っていかないといけない。1年に1回、いろんなタイプの漫才を作れるというところで、得意なものから苦手なものまでいろいろやっちゃえる場所が「百式」だったと思います。「百式」でいろんなネタをやりながら今の自分たちのスタイルを築き上げてこれたんだと思います。
ーー2丁拳銃の得意なスタイルとはどんなスタイルでしょうか。
川谷:そこを探し続けているところはありますけど、かっちりとした王道の漫才、ボケとツッコミのはっきりした漫才が自分たちには合っているかなと思います。ツッコミがボケに翻弄されるようなネタが得意なスタイルかなと。
ーーこの数年で世間でウケる笑いの質も少しずつ変わってきているような気もします。それに対して2丁拳銃はどうしていこうかといった、戦略は持っていますか。
小堀:その年、その年で、例えば「M-1」もそうですけど、はやりのスタイルは出てくるんですけど、そこにあんまり合わそうというつもりはないです。もちろん今のスタイルやはやりを無視するとかそういうことではないんです。若い人にもどんどん自分たちの漫才を見てほしい。フォームは崩さず、投げるべきところにボールを投げれるというイメージで構えています。
ーー2丁拳銃というと、個人的にかつては、すごくやんちゃなイメージも抱いていました。そういった自分たちのイメージについてはこの数年で変化はありましたか。
川谷:僕はよくやんちゃだと言われました。見た目からでしょうけど、昭和のやんちゃなタイプというか、そういうふうに見られていました。でも、やんちゃなイメージは落ち着いてきたんじゃないですか。問題はこっち(小堀)です。彼は若い時よりひどくなっています。やっていることがどヤンキーで……。
ーー小堀さんはテレビで奥さんからゲスっぷりを暴露されたり、愛人が何人もいる説があったり……。どうなんですか、浮気に関しては「芸の肥やしになる」なんて昔は言われたものですが、そのへんを実感することはありますか。
小堀:「芸の肥やし」。大いになると思いますよ(笑)。
川谷:そう言っておかないとね(笑)。
小堀:原動力というか、男たるもの、満たされるものも必要なんです……。
川谷:浮気したもん勝ちの意見で僕には全く分からない意見ですけど。
ーー愛人がいる説が飛び出したり、小堀さんには恋愛体質な一面もあるのでしょうか。
小堀:「モテたい」はあるんじゃないですか。愛されたいとか。人を垂らしたいんだと思います。たぶん。
川谷:恋愛体質ってええように言うて。女好きなだけや(笑)。
ーーライブと並行して「『百式2021』を百倍楽しむ百円キャンペーン」と題した「2丁拳銃の漫研」「×TAIMAN-対漫-」の再販売も行うとのことですが、これはどんな狙いで行うんですか。
川谷:「百式」を広めるということで、今年やった「百式」以外のライブを100円で見直すことができる。去年の「百式」を100円で見てもらえるというのは面白いんじゃないかって思ったんです。それで「百式」に興味を持つきっかけになってくれたらという思いでやっています。
ーーこの百円キャンペーンのパッケージに登場するゲストの方々も魅力的な方ばかりです。2丁拳銃が今注目する芸人さんたちということでしょうか。
小堀:そこで「百式」を応援してくれてもいるオズワルドとダイタクが僕たちのこと、熱く語ってくれているみたいです。オズワルドの伊藤俊介とは結構昔からよく話す仲です。最近は「M-1」の本命になったりしていて、その活躍が僕もうれしいです。
ーー今の「M-1」をお二人はどんなふうに見ているんですか。
小堀:うらやましい気持ちもあるし、出たい気持ちもあります。甲子園によく例えるんです。でも、その時期を超えて、今、プロとして漫才をすることも大切。出るなら何十年も若返ったネタをやらないといけないかとか、考えますけど、それは違うなとか、そういう距離感や感想を持って見ています。
川谷:僕は毎年、楽しんで見ています。みんなかっこよく見えます。「面白い=かっこいい」というのがまさに「M-1」という感じがします。うらやましく見る部分もあります。僕らは戻れないですけど、かっこいいことをやっていかないといけないなって思ったりもします。
ーー最後にファンの人へ改めて「百式」のアピールをお願いします。
小堀:去年、今年とお客さんの前で漫才をできていなかったんです。そんな中、自分たちを見つめ直す時間を持てた時期でもありました。それを踏まえた上での「百式」ができると思います。今年の「百式」を、来年20周年の「百式」につなげていきたいです。
川谷:コロナはまだまだ心配ですけど、ぜひ遊びに来てほしいです。楽しんで帰ってもらえたら僕たちもうれしいです。
(取材・文・撮影:名鹿祥史)
2丁拳銃単独ライブ「百式2021」
2021年12月5日開場18:00 開演18:30
会場:よしもと有楽町シアター
前売3,800円配信1,600円
[劇場観覧チケット]FANYTickethttps://bit.ly/3nvOE93
[オンライン配信チケット]FANYOnlineTickethttpsbit.ly/3qSDT2I
“百式”2021を“百倍”楽しむ“百円”キャンペーン
①「×TAIMAN対漫」ゲスト:レイザーラモン、ミキ、オズワルド
FANY Online Ticket https://bit.ly/30RcC5H
②「2丁拳銃の漫研」ゲスト:令和ロマン
FANY Online Ticket https://bit.ly/3HUa1Jh
③「百式2020」
https://bit.ly/3xpKvXw
料金:各100円(税込)
販売期間:
①11月20日土)10:0011月27日土)12:00
②11月26日金)10:0012月1日水)14:00
③11月27日土)10:0012月4日土)12:00
視聴期間:
①11月20日土)10:0011月27日土14:00
②11月26日金)10:0012月1日水)14:00
③11月27日土)10:0012月4日土14:00