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ヤクルト・高津監督、“三冠”獲得の村上を酷評?「功労者なのに厳しすぎ」疑問の声、後半戦の伸び悩みに不満か

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 就任2年目の今季、ヤクルトを6年ぶりリーグ優勝、20年ぶりの日本一に導いた高津臣吾監督。24日に伝えられた、自軍のプロ4年目・21歳の村上宗隆に対する発言がネット上で物議を醸している。

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 報道によると、23日に報道陣の取材に応じた高津監督は、リーグ・日本シリーズ連覇を狙う来季に向け「普通の状態であれば、(村上を)4番で使うことは間違いない」と村上の4番固定を明言。その一方で、「本当の4番に求めるところと言えばムネ(村上)はまだまだ。こんなもんで真の4番と言われては困る」と今季成績には満足していないと口にしたという。

 今季の村上は全143試合に4番でスタメン出場し、「.278・39本・112打点」と本塁打・打点でキャリアハイとなる数字をマーク。リーグMVP、本塁打王、ベストナイン(三塁手部門)と数々のタイトルを獲得する活躍で、チームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献している。

 高津監督の発言を受け、ネットユーザーは「これだけ立派な数字残してタイトルも獲ったのにまだ求めることがあるのか」、「村上は野手では間違いなく1番の功労者なのに厳しすぎないか」と驚く一方、「高津監督は後半戦の伸び悩みが不満なのか?」、「前半の調子維持できればもっと数字伸ばせただろって気合い入れる意味もあるのかも」と成績推移を絡め推測するコメントも多数挙がった。

 村上は今季前半「.258・26本・61打点」を記録した一方、後半は「.314・13本・51打点」と本塁打の数が半減。本塁打減により打点が前半ほど伸びなかったことが響き、打点王のタイトルをわずか1打点差で逃す結果となっている。これらの数字を踏まえて、高津監督はシーズンを通してコンスタントに本塁打を打ち本当の4番になれとハッパをかけたのではとみているファンも少なくないようだ。

 「一般的に4番はチームで最も長打力のある打者が務めることが多い打順で、打線の核としてチームを牽引する働きが求められる役割。たまったランナーを確実に返す勝負強さはもちろん、チームの浮沈を担う重圧に耐える精神面の強さも必要です。村上は今季まで2年連続で全試合4番として先発していますが、現役時代に松井秀喜氏(元巨人他/2000-2002にかけ全試合4番先発)、金本知憲氏(元阪神他/2004-2009にかけ全試合4番先発)といった名だたる強打者としのぎを削った高津監督としてはまだまだ物足りなく映る面もあるのかもしれません」(野球ライター)

 1億2000万円アップの年俸2億2000万円(推定)プラス出来高でサインした20日の契約更改後会見で、「3割40本100打点を達成できれば満足いくシーズンになる」と語ったことが伝えられている村上。高津監督のゲキに応え、来季目標をクリアすることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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