>>40代警部、無免許運転の摘発後に逃走し停職6カ月 過去に「違反を見逃してほしい」と懇願も<<
この男性は2021年10月に熊本市交通局に採用される。その後、市電の乗務員として免許を取得するため、15か月の研修に入っていた。その間、男性は休日にコンビニエンスストアでアルバイトをしており、約6万円の収入を得ていたとのことだ。
熊本市交通局は地方公務員法同様、兼業や副業を禁止しており、その条項に抵触するとして、男性を減給処分とした。聞き取り調査に対して、男性は「研修中で収入が足りなかった」と話している。現在のところ、男性の給与はわかっていないが、熊本市交通局が公開している「熊本市交通事業企業職員の給与に関する規程」によると、月額給料は14万5700円となっている。50代の男性が「生活が苦しい」と感じるのも無理はないだろう。
公務員の副業禁止については、11月にも東京都多摩地域の女性教員が性風俗店で働いていたとして、懲戒免職処分となり、副業禁止の規程について議論になった。
それだけに、今回も「副業禁止というなら、最低限の生活を保障するべきだ」「給料が安い、副業はダメでは、死ねと言っているようなもの。本業に影響が出なければいいのではないか」「休日に他の仕事をするのもダメなの?」「休日も働くのは本人の努力。それを否定するのはおかしい」と疑問の声が上がる。
一方で、「規程で禁止されている以上守るべき」「ルールはルール」という声もあり、議論が巻き起こっている。
記事の引用について
熊本市交通事業企業職員の給与に関する規程
https://www1.g-reiki.net/kumamoto-city/reiki_honbun/q402RG00000642.html#e000012963