球団公式サイトはこの日、「本日10月29日(金)、新庄剛志氏(49)の次期監督就任が決まりましたので、お知らせいたします」と新庄氏の新監督就任を発表。また、本人も発表直後に自身のツイッターに投稿し、「たった今北海道日本ハムファイターズの監督に就任する事が決まりました。プロ野球の存在意義はそこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて 新庄剛志らしく突き進んで生きます!」と抱負を述べている。
現在49歳の新庄氏は現役時代に阪神(1990-2000)、ニューヨーク・メッツ(2001,2003)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002)、日本ハム(2004-2006)でプレーし2006年限りで現役を引退したが、2019年11月に自身の公式インスタグラムで現役復帰を宣言。約1年間トレーニングを行い2020年12月のトライアウトに参加したが、NPB球団から声はかからず現役復帰を断念した。ただ、トライアウト後は詳細こそ明かさなかったものの、出演したTV番組などではたびたび次の構想実現へ動いていることを示唆していた。
>>新庄剛志氏、日本ハム電撃復帰“匂わせ”? SNS上での異変に憶測の声、テレビ番組では意味深発言も<<
そんな中、新庄氏は10月18日に自身のツイッターに「日本に戻ってきた理由がここにある」と投稿すると同時に、ツイッターのヘッダー画像を現在建設途中の日本ハム新球場『エスコンフィールド北海道』(2023年3月開業予定)と思われる写真に変更。これを受けネット上では、日本ハムに何らかの形で復帰するのではとの見方が浮上した。また、この直後から新庄氏が日本ハム次期監督に有力視されている、または内定しているという内容の報道が複数伝えられるようになり、29日になって球団から正式に監督就任が発表された。
これから監督生活がスタートすることになった新庄氏に対し、ネット上にはグラウンド内の采配はもちろん、グラウンド外での振る舞いについても期待の声が数多く寄せられている。その中では「現役の時みたいに敵のことをボロカスに言ってほしい」、「ノムさんと演じたようなバトルが見れたら面白い」と、過激な言動への期待も少なからず挙がっている。
「新庄氏は現役最終年となった2006年に、同年から楽天監督に就任していた阪神時代の恩師・野村克也さんとお互いをののしり合う舌戦をしばしば展開。本人は後年にパ・リーグを盛り上げたいという思いの元、野村さんに水面下で話をつけた上でわざとバトルを演じたことを明かしていますが、リーグ屈指の知名度を誇る両者の対立は当時大きな話題に。この影響もあったのか、同年のリーグ全体の入場者数は『852万9281人』と、前年の『825万2042人』から約28万人増加しました。そのため、当時を知るファンを中心に、新庄氏が他球団の選手・首脳陣に因縁をつけ再びリーグを盛り上げてくれることを期待する声は少なからず挙がっています」(野球ライター)
29日には自身のインスタのストーリーに「さぁ~暴れてもいいですか!?」と投稿してもいる新庄氏。采配だけでなく、口でも大暴れすることを期待しているファンも少なくないようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
北海道日本ハムファイターズの公式サイトより
https://sp.fighters.co.jp/
新庄剛志氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/shinjo_freedom
新庄剛志氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/shinjo.freedom