タモリは1987年4月3日に『ミュージックステーション』2代目の総合司会に就任した。あまり知られていないが初代は関口宏で、半年間で降板している。以来、タモリは34年にわたり司会を続けている。過去に『笑っていいとも!』で「生放送バラエティー番組単独司会最多記録」として認定を受けており、タモリは2つ目のギネス記録保持者となった。
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タモリはこれまでの放送で一番印象的な出来事を尋ねられ、「それはやはり、t.A.T.u.でしょう(笑)」と答えた。2003年6月27日に発生したトラブル「t.A.T.u.ドタキャン事件」は有名だ。当時人気だった女性音楽ユニット「t.A.T.u.」がMステに生出演したものの、本番中に歌唱を拒否。そのまま楽屋から出ずに放送が終わっている。
『Mステ』は生放送。ドタキャンは前例がなかったが、ハプニングは多い。「t.A.T.u.以前」となると、1992年に発生した「サンプラザ中野くん落下事件」がある。
Mステでは、オープニングで出演者が階段から下りてくるのが定番だが、昔のMステは階段が真っ白で急だった。足を踏み外して転ぶミュージシャンが非常に多かったという。
そんななか豪快に転んだのが「爆風スランプ」のメンバーとして登場したサンプラザ中野くん(当時サンプラザ中野)。中野くんは階段を踏み外し、そのまま階段下の客席へ頭からダイブしてしまった。
幸い中野くんにも観客も無事だったが、転んだ拍子でセットを破壊し、さらにセットに付いていた豆電球2つを割ってしまったため、タモリやスタッフに謝罪していた。
t.A.T.u.ほど物議を醸したわけではないが、衝撃度だけでいえば「落下事件」も決して負けてはいない。