まずは堀田が同王座戦に向け調印書にサインを入れ、青木の希望で通常のプロレスルールで行われることが発表された。堀田は「ルールは何でもよかった。私は37年目だけど、プロレスの基本の基本でフォールを取ってやろうかなと。全女固めはフォール技。全女イズムを爆発させてやろうかな。今日は全女イズムの押さえ込みをやってみたい」と力強く語った。そして、リングに上がった堀田と川畑は入念に押さえ込みの練習を繰り返し、堀田は「全女でいつもやってたフォール。これを出すしかない。私はこのフォールで青木から3カウント絶対取るんで。アンタも赤井沙希をこれでフォールして。これで2人して勝利を得ます」とキッパリ。
特訓を終えた川畑は「普通の女子同士のシングルとは違った、自分と赤井さんならではのシングルにして、全女イズムが何なのかを証明するような試合をしたい」とコメント。堀田は「最後の最後まで押さえ込む。全女で教わった全女イズムを、T-HEARTSで主導していかなきゃいけない。2人して勝つ。勝利しなきゃいけないと思ってるので。プロレスルールということでいろいろ考えてることもあるんで」と勝利を誓った。
現在のコンディションについて、堀田は「万全です。週3回トレーニングに行ってますから。(相手は)格闘技界で名の知れた強豪なんですが、プロレスのリングに上がれば関係ない。強かろうが弱かろうが。問題ない」と自信を見せた。青木が自身に不利とも思えるプロレスルールを指定したことについて、堀田は「なめてる。『プロレスルールでやってやるよ』と思ってるんじゃないですか。逆にやってやるよって。気持ちを逆なでしてくれた。プロレスの奥深さを教えてやる。逆によかったんじゃないですか」と怒りもチラリ。
プロレスルールでは5カウントまで反則が認められるが、堀田は「そこはお楽しみ。プロレスは奥深い。勝つ手段として、何が出るのはお楽しみです。経験の差が出るんじゃないですか」と不敵な笑みを見せた。
(どら増田)