記事によると、新たな収入源を得るとともに、世界に「TBS」の名前を広めることが目的。Netflix側も良質な作品を配信することで会員数増加につなげたい考えで、両者の意向が一致して実現し、日本の地上波ドラマが放送後すぐに世界配信されるのは初の試みとなる。
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また、TBSはNetflixオリジナル番組の制作にも乗り出し、1990年~2000年代に人気だったバラエティー番組の恋愛リアリティー企画「未来日記」を復活させ、現代版の新シリーズを12月から配信。
さらに、宮藤官九郎と大石静氏の二大脚本家が共同執筆するドラマ「離婚しようよ」を2023年に配信。この2作は地上波では放送されないという。
「もともと、テレビ各局にとってはライバルのはずのNetflixだったが、各局がNetflixのCMを流すなど、もはや避けては通れない存在になってしまった。本社は米国で、日本では15年に定額制動画配信サービスを開始したいわば〝黒船〟だが、昨年8月末の時点で有料会員が500万人を突破。1991年にサービスを開始したWOWOWの会員数が275万人ほどなので、いかに会員数が急増しているかが分かる。おそらく、今後、他局もTBSに続かざるを得ない」(テレビ局関係者)
とはいえ、放送直後に配信となれば、若者を中心とした〝テレビ離れ〟がさらに加速しそうだが、それでもTBSは実益を選んだようだ。
「今後、Netflixオリジナルの人気コンテンツの放送権を獲得できる可能性も浮上。そうなると、自局の番組よりも高視聴率を獲得することもありそうだ」(同)
テレビ業界に大きな転機が訪れてしまったようだ。