2019年に放送された『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(同)の続編となる本作。第1話は、渡米から2年後、五十嵐唯織(窪田正孝)は日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、新院長の灰島将人(髙嶋政宏)が病院の合理化を実施。読影は全て外部の『遠隔画像診断センター』に委託し、ラジエーションハウスも規模を縮小してしまっており――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
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ラジエーションハウスの再結成が描かれた第1話だったが、視聴者からは新院長の灰島の言動にツッコミが殺到している。灰島はとにかく合理主義者。費用削減のために院内の設備を縮小し、読影は外部に任せっきりという姿が描かれていたが――。
「第1話では、股関節の痛みを訴える妊婦・森迫由美(森カンナ)と原因不明の病に倒れたヴァイオリニストの宝生真凛(田中みな実)の2人の患者がメインに描かれました。五十嵐は宝生の病気について脳梗塞を疑うも、灰島は『MRIにそんな所見はなかった』と言い、検査を許可せず。また由美についても、緊急で行わなければならないIVRという治療を杏(本田翼)が『私にやらせてください』と名乗り出るも、灰島は『こんなこと許可した覚えはありませんよ』と猛反対していました」(ドラマライター)
結局、ラジエーションハウスメンバーが「この場で患者さんを救えるのは放射線科医の彼女だけ」と説得し、手術は成功。また、宝生も五十嵐が改めて検査した結果、脳梗塞の一種であることが判明するという展開だったが――。
「宝生については、原因不明で病院側も困っていたのにも関わらず、五十嵐の発言を即座に却下。由美については、命の危険がありそうなのに手術を反対する灰島の言動はあまりにも不自然すぎました。この描写にネットからは『検査を拒む医師ってさすがに不自然すぎる』『これじゃただのパワハラ』『無理ある』『経費削減のために患者見殺しにするって設定おかしくない?』『反対してる理由がなさすぎてよく分からない』と困惑の声が集まっていました」(同)
強烈な悪役を作ることで、主人公たちの“正義”感を引き立たせたかったのかもしれないが、あまりに不自然な演出に多くのツッコミが集まってしまっていた。